小学生保護者の心得 学校と一緒に安心して子どもを育てる本
Posted By taga on 2016年2月5日
小学館から3月1日に出る本の
プロモーションビデオが出来ました。
拡散、よろしく。
この本は多くの保護者の方と先生方に読んで頂きたいので。
下記のURLから、跳べます。
http://www.shogakukan.co.jp/pr/90th/310846.html
教育にかかるよしなしごとを、つれづれなるままに・・・。
「教育」というと、力の入った人か、アウトサイダー的な方かの両サイドが目立つ。
僕は、港と山にかこまれた神戸という風土で肩を張らず、妥協もせずに見つめてきた目から、今を語りたい。
Posted By taga on 2016年2月5日
小学館から3月1日に出る本の
プロモーションビデオが出来ました。
拡散、よろしく。
この本は多くの保護者の方と先生方に読んで頂きたいので。
下記のURLから、跳べます。
http://www.shogakukan.co.jp/pr/90th/310846.html
Posted By taga on 2016年2月3日
山田将由くんの『音読指導入門』。
やっぱりきちんとここに書くことにした。
僕は送られてきても、基本は書評を書かない。
つまらない本を持ち上げる発想はないからだ。
でも、個人から送られたものには、言葉は返している。
この本は、宣伝してまた売れるのは、心の狭い僕としては嫌なんだけど
よく考えられて作られた実践本だ。
羊頭狗肉の本とは全然違う。
きっちりとこの本を読んでいけば、基礎的なことも考えることができる。
きっと、いろいろと考え込みながらストイックに書いたんだろうなあ。
そういう書く姿も見えてくる。
等身大の本だ。
教材が載せられたら、最高だったけど
仕方ないよね。
僕はこういう質の良い若手の本には嫉妬する。
僕が現役なら、これに負けないぞと音読の実践を積むのに
もうそれができないので、単純に嫉妬する。
Posted By taga on 2016年2月2日
授業を観ていて
ころもへんを子どもに書かせていた。
でも、書き順が違う。
ころもへんは、しめすへんに点がついているんじゃない。
衣偏なんだから、
衣という字と同じ筆順になる。
はらいが最後になるということだ。
これを指摘するのは授業が終わってから。
その場でやると、
子どもたちに対する影響が良くない。
僕は、絶対に授業に介入しない。
その先生が、後で子どもたちに訂正すればいいんだ。
Posted By taga on 2016年1月31日
来年度から、大変だなあと思っている。
僕は、とうてい担任なんて無理だなあ。
そう思うくらいに、課題の増える年になりそうだ。
それも一気に。
英語が教科化される。
ある自治体では、
「高学年の英語は担任が持つ」
という通達がなされたそうな。
これで、高学年を担任することを嫌うベテランは増えるかも知れない。
道徳もきびしくなる。
これまでのように
「一年間に15時間くらいは実施しよう」
なんてことでは許してもらえない。
時間数を確保するということは、
これまでこなしていた他の行事関係や教科が苦しくなるということだ。
アクティブ・ラーニングは、とりあえずは小学校現場で議論の深まるのは少し先だろう。
でも、今から考えていかないと、簡単にはいかない。
そして、インクルーシブ教育。
法律が施行されるということは、どういうことか。
極論すれば、発達障碍だとされる子どもが立ち歩いているのを
びしっと叱って座らせて
その子が学校へいきにくくなったら、
「合理的な配慮を欠いた」と訴えられる可能性が有るということ。
罰則は教師個人に及ばないとしても、
教育委員会などには罰則規定があるから
これまでと同じ態度ではいられなくなる。
そういうことが、じわじわとやってくるということだ。
びしっと叱る以外の手立てを持たない教師には、大変な時代がやってくる。
(このこと自体は大賛成なんだけど・・・)
問題は、課題がこれだけ増えるのに対して、
なんにも減らさないということである。
しかも、給与は世界レベルでの低水準。
うーん。いくら算盤では測れない素晴らしい世界だと言っても、
これではブラック・・・。
Posted By taga on 2016年1月30日
昨日は、若い先生のすばらしいことを書いたが、
別にセミナーで登壇するわけでもなく
ただ自分の実践を積み重ねている。
僕はこういう先生にこそ、教育の未来を託したい。
最近、若い先生が登壇するのを見ると、
違和感を禁じ得ない。
穴だらけで勢いだけの提案であっても、
参加者からは
「すばらしいですね。」
「情熱を感じました。」
等と、褒めそやされる。
登壇者に文句をつけるセミナー参加者はいない。
そうすると、自分に酔ってしまわないか?
ぼくなら舞い上がるだろうなあ。
若い頃って、それでなくても根拠のない自信を持ちがちなのだから。
自分がそうだからと言って
今の若手もそうなるとは限らないが
僕は、危険性を感じる。
若手は提案にするべきだ。
人に問う。批判を受けて、腹を立て
それがエネルギーになる。
そういうことに耐えられない人は
人前で実践など語る資格はない。
Posted By taga on 2016年1月29日
奈良の学校で授業を観せていただいた。
一年生の国語の授業。
先生は子どもたち一人一人を笑顔で受け止めながら、
授業を進めていく。
パッケージとしてもまとまった授業展開。
計画的で見やすい板書構成。
音読のさせ方も、一つ一つに意図がある。
個別対応がすばらしい。
声の小さい子どもに対して、
先生のムードで他の子ども達を静かにさせて、
ようやく小声で話した子どもを認めていく。
一方で、同じような小声の子どもには
「小さくて聞こえないよ。」
と言って大きな声をださせる。
平等とは、どの子にも同じ対応をとることではない。
背の低い子どもと背の高い子どもとに
同じ踏み台を与えても平等にならない。
大事なのは、その子にとってその踏み台の高さが適切かどうかなのだから。
そこができている授業だった。
久しぶりにこのようなレベルの高い授業を観た。
まだ三十才前だと言う。
楽しみな先生だ。
Posted By taga on 2016年1月28日
今日は特別支援の教室で絵本読み。
子どもたちの反応がストレートだから、
いつも選本に苦労する。
読む順番も、コーディネイトも
いつも以上に考える。
「はなくそ」アラン・メッツ
これは、きたないお話だが、
途中から子どもたちを引き込んでいく。
この反応がたまらない。
ポイントは、クライマックスをデフォルメしてゆっくり読むこと。
「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」
この本の読み方にはコツがあって、
はまれば子どもたちも自然とのってくる。
長谷川義史さん直伝の読み方である。
「くんくんくんこれはどなたのわすれもの」はやしますみ
最近、この方にこっている。
ワンパターンに見せてどんでん返しのあるところは、実は難しい。
でも、全部分からなくても絵本は楽しめる。
「あしたのねこ」きむらゆういち エム・ナマエ
盲目の画家の独特な絵に力がある。
ハッピーエンドにしてもいいかなと疑問も持つ絵本だが、
これに反応する子どもがいるのは確かで、
その子の内面世界を刺激するのだと思う。
「ちゃいますちゃいます」内田りんたろう
これ、バカ受け絵本。
何才でもオーケー。
関西弁がベスト。
Posted By taga on 2016年1月24日
今、いろいろと思うことがあって
少し、ブルーである。
何が、と言われると答えられないのだが
自分の限られた時間を何にどう使っていくかということである。
新年から、ずっと続いている。
4月からは、頼まれたことだけをしていこうかなと思っている。
自分で主催することは、もういいかなあって。
堀さんとか桜田さんとか、その他いろいろな方と協同でしていくことは、活動としてやっていく。
誰かと一緒にやることは、意味があるから。
Posted By taga on 2016年1月23日
こうのとりに乗って、豊岡を往復。
旅気分だったけど、満員列車。
この時期は城崎行きが満席。
豊岡の若手に頼まれての2時間半の講演。
思いっきり語りきったけど、
充実感がある。
地元の若い先生達で仲間を作って
つながりを大事にする会にして
僕を呼んでくれた。
17人。
100人も200人も読んでイベントのような会は僕には似合わないし、
第一、そんなカリスマ教師でもない。
でも、フェイスツーフェイスでのこういう集まりには、大きな意味があると思う。
「学校に来て授業してください」
と言われるだけでうれしい。
今回も晴れ男、
この予報の中を。
自画自賛。
Posted By taga on 2016年1月21日
水曜日に一年生の2クラスずつ
2回に分けて授業をした。
授業は楽しいが、生き物だと思った。
最初の2クラスは、いきなりノリが良くて、
どんどん手を挙げてくる。
それに合わせて、子どもたちの声を集める。
わっと盛り上がることも多かった。
でも、僕は常に静かに話す。
「多賀先生は、注意をしないんですね。」
と、若手が言っていたそうだ。
それは、特殊な状況だから可能なことだが、
担任していても、注意はほとんどしない。
どんどん勧めていけば、授業のおもしろさに子どもはついてくるものだ。
次の2クラスは最初から静かなノリ。
一年生らしい盛り上がりもあったが、
基本的に落ち着いた感じ。
この子達は、つぶやきを拾っていった。
挙手指名はなし。
その子たちなりの授業にしていく。
子どもに合わせて授業が生きて動くということだ。