子どもに何を教えるべきか

Posted By on 2024年1月2日

我が子を大事に考えて干渉しすぎ、逆に護れなくなるのです。
 例えば、世の中の常識やルールを超えて子どものことを主張すると、だいたい裏目に出ますね。
 運動会の徒競走で、ゴールから離れたところにいたお母さんが、
「ビデオでは、うちの子が勝っています。」
と、ビデオ片手に言ってこられたことがあります。
 ゴールラインに沿って立った先生たちが、判定しているんですよ。
斜めの遠くから撮影したビデオとは、違って見えるんです。それでも、納得されませんでした。

 そういう行為は、我が子に何をもたらすのでしょうか?
負けたら負けたで、そのことをきちんと受け止めるように、我が子を育てるべきでしょう。
「いさぎよさ」を教えずに、「ごり押し」を教えてしまうのです。
 こういうお母さんは、家でも
「本当はあなたが勝っているのに、先生は何を見ているんだろう」
というようなことを言ってしまいます。そんなことをしていて、子どもが育つわけがありません。
 先生方からも、否定的に見られます。
その子が問題を起こしたときに、「ああいうおうちの子どもだからなあ」と、いうふうに捉えられてしまいます。

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