来年度からは・・・
Posted By taga on 2016年1月31日
来年度から、大変だなあと思っている。
僕は、とうてい担任なんて無理だなあ。
そう思うくらいに、課題の増える年になりそうだ。
それも一気に。
英語が教科化される。
ある自治体では、
「高学年の英語は担任が持つ」
という通達がなされたそうな。
これで、高学年を担任することを嫌うベテランは増えるかも知れない。
道徳もきびしくなる。
これまでのように
「一年間に15時間くらいは実施しよう」
なんてことでは許してもらえない。
時間数を確保するということは、
これまでこなしていた他の行事関係や教科が苦しくなるということだ。
アクティブ・ラーニングは、とりあえずは小学校現場で議論の深まるのは少し先だろう。
でも、今から考えていかないと、簡単にはいかない。
そして、インクルーシブ教育。
法律が施行されるということは、どういうことか。
極論すれば、発達障碍だとされる子どもが立ち歩いているのを
びしっと叱って座らせて
その子が学校へいきにくくなったら、
「合理的な配慮を欠いた」と訴えられる可能性が有るということ。
罰則は教師個人に及ばないとしても、
教育委員会などには罰則規定があるから
これまでと同じ態度ではいられなくなる。
そういうことが、じわじわとやってくるということだ。
びしっと叱る以外の手立てを持たない教師には、大変な時代がやってくる。
(このこと自体は大賛成なんだけど・・・)
問題は、課題がこれだけ増えるのに対して、
なんにも減らさないということである。
しかも、給与は世界レベルでの低水準。
うーん。いくら算盤では測れない素晴らしい世界だと言っても、
これではブラック・・・。
一番恐ろしいのは、そういった迫り来る現実(脅威?)を、もしかしたら多くの先生方が知らないかもしれない事だと思います。いざ始まってから、大騒ぎするのが現場の常です。それだけ目の前の仕事に忙しく、教育界の動向にまで目が向かない・手が回らない。もちろん、個々の興味関心の高低はあると思いますが…。
ほんとだよね。現場の意識は低い。
なんとかなるんだけど、見通し無くするから、最後に手が詰まるだろうね。