Posted By taga on 2016年9月24日
幼稚園の先生から、
「あの子」が大きな音でパニックになるという話を聞いて、
一年生の担任が全く子どもたちの音読をしなかった
ということがあった。
話を聞いたときに、それはどうかなと思っていたが、
2年の担任になった先生と顔見知りだったので、
相談に乗った。
ヘッドフォンをつけるか、そのときだけ教室を出て行くか、
「いずれにしてもやってみることだね。」
と伝えた。
でも、ともかく全員で音読をしてみたら、
特に問題は起こらなかった。
このことは、「あの子」を意識しながらも
ともかくふつうにやってみて、
その中で子どもがどう反応していくかを見ながら、
その子に応じた方策を考えていくことの必要性を物語ってないか。
Category: 社会問題・教育問題 |
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Posted By taga on 2016年9月22日
仙台親塾も6回目です。
今回は、学習について語ります。
子どもにどの程度家庭学習させればよいのか。
どう工夫したら子どもの力になるのか。
「読み聞かせ」や読書がどのような効果を持つのか等、さまざまな疑問にお応えします。
精神面と具体的な方法の両面についての話です。
就学前のお子さんを持たれる方は、今から、何が必要なのかということも。
今、学校に通っている場合は、国語の学習方法や算数の考え方について、具体的な話をします。
日時
2016年12月02日 9時半~11時半
開催場所
仙台市内中心部
今のところ東京エレクトロンホール
参加費
2,000円(税込)
定員
20人(先着順)
申し込みはこちらからどうぞ
http://kokucheese.com/event/index/426921/
Category: 未分類 |
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Posted By taga on 2016年9月20日
函館の結婚式に参加した。
新婦と出会ったのも函館。
セミナー講師としてきた僕の運転手を務めてくれた。
それが出会い。
この後、苦しいことがあり、
ずっと相談にのってきた。
うちの家にも来て、一日、授業づくりの計画も立てた。
いつも、絵本を学級で読むようにと
毎週、
「この絵本とこの絵本、図書館にあるかな。
なかったら、土日に手に入れておいで。」
と、絵本を奨めてきた。
でも、もともと絵本心のある先生だった。
新郎も絵本を大切にしてきた先生。
出会いは、必然だったのかも知れない。
式場は入口から絵本での出迎え。
いたるところに絵本が置いてある。
それぞれのテーブルにはお花の代わりに絵本が。
僕らのテーブルには『じごくのそうべえ』。
同じテーブルには、千歳の絵本セミナーの面々。
絵本のストーリイに沿ってのメッセージ探し。
会場内で流すビデオは絵本風にめくり読み語り。
最後に会場を出る二人は『life』の絵本を胸に抱いていた。
絵本は人を幸せにする。
そのことを実感できた。
Category: 本の話, 絵本の話 |
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Posted By taga on 2016年9月10日
僕は50年以上に渡るカープファン。
なんでずっとカープファンかというと、
カープにはドラマがあるからだ。
貧しくても美しいドラマがたくさんあった。
お金のない球団が初優勝したとき、
僕は浪人していたんだけど、山本浩二の涙の優勝インタビューに泣いたなあ。
ここ数年の低迷で
生きている間はないかなと思っていた優勝。
力のついた選手はみんな阪神や巨人がお金で持って行ってしまう。
今年は前健まで海外にいっちゃうし。
まあ、ないと思っていた。
夢みたいだ。
ゆっくり祝杯。
Category: 未分類 |
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Posted By taga on 2016年9月8日
今の時代、これまで学校の中心であった父性的な教師のあり方だけでは、やっていけなくなりました。
北海道から宇野弘恵先生。千葉から藤木美智代先生を神戸にお迎えして、
子どもの受け止め方・学級づくり・授業でのコミュニケーションなどを話していただきます。
しなやかな教育の在り方というものを、一緒に考えませんか。
日時 2017年 1月9日[月] 9時45分~16時40分
場所 兵庫私学会館
参加費 4000円
懇親会 近場で3500円で
9時45分~10時15分 多賀 「なぜ今、女性教師なのか」
10時20分~11時10分 宇野 「私の学級づくり」
宇野さんの学級はなぜ楽しく安定するのか。その秘密の一端を。
11時25分~12時15分 藤木 「手作り紙芝居道徳」
千葉では有名な藤木さんのオリジナル教材。関西、初公開。
-昼食ー
13時30分~14時30分 宇野 「授業と高学年の子どもの受け止め方」
14時40分~15時40分 藤木 「授業と子どもの受け止め方」
おそらく多くの方が聞きたいところを、二人にたっぷり語ってもらいます。
15時50分~16時10分 これからの教育を考える。
フロアのみなさんと講師とで、グループに分かれて語り合う。
16時10分~16時40分 鼎談 「これからの教師像・学校像」
この三人での会は、これが最後になります。
申し込みは下記サイトから。
http://kokucheese.com/event/index/424825/
Category: 講座・研究会の案内 |
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Posted By taga on 2016年9月3日
二学期がスタートした。
長い学期が始まる。
子どもたちは、どんな様子だろうか。
この時期は、ともかくよく子どもを観察することだ。
夏の間に子どもの環境がどう変わったのかもしれない。
一学期の続きの子どもが座っていると
思わない方がいい。
じっくりと、よく観察すること。
子どもの一人一人と対話すること。
子どもの思いがどこにあるのかを
つかむこと。
それをつかめずに爆発した例が
いくつもある。
二学期のスタートは、
11月以後の学級のあれにつながりかねないのだ。
Category: 学級づくり, 学級教育 |
新学期は、子どもをよく見ることから はコメントを受け付けていません
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Posted By taga on 2016年8月31日
『果てなき便り』 津村節子
この本は、『戦艦武蔵』の吉村昭と芥川賞作家の津村節子夫婦の
手紙のやりとりを、ただ羅列しているだけといってもいいだろう。
作者本人も、「とりとめのない手紙の羅列」と呼んでいる。
僕が生きてきた時代と
ただ純粋に文学を糧とした二人の人生がリンクされる。
僕の世代だからこそ、いろいろなことが思い出されて
二人の手紙に重なる。
昭和を彩った作家たちがふつうに登場してくる。
それもまた、おもしろい。
今のように「〇〇賞」という文学賞が乱立していない時代。
文学を志す者にとって同人誌の意味は大きかった。
いかにして認められるか、大変な時代だった。
簡単には作家になれなかった。
本当にプロしか認められなかった。
片手間の小説がマスコミでもてはやされて売れていく今とは、違うということだ。
二人の作家が伴侶として愛し合い続けたことも美しいが
お互いの才能を敬愛し、作家として生き続けたということが
静かにひびいてくる。
書くということが、まさしく生きることそのものであった。
それを夫婦で全うした二人は、なんとも羨ましい人生だなあ。
Category: 未分類, 本のあるくらし, 本の話 |
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Posted By taga on 2016年8月24日
神戸大学を卒業した後
同じ年に退官された佐守信夫先生のお宅にうかがった。
書斎の片面は上から下まで本棚。
紅茶をいただいたが
佐守先生はご自分専用のミントンのカップ。
医学書の並ぶ本棚をバックに紅茶を嗅がれる姿を
なんだかとてもかっこいいと思った。
そのときの佐守先生と僕は同じ年齢になった。
書斎は作り付けの本棚で壁が埋まり
ミントンとジノリの専用カップも使っている。
でも、ああいうかっこよさは身についていない。
あれは、学問の深さが醸し出すかっこよさだった。
亡き恩師の後ろ姿は、いまだに遠くにある。
教育衛生学という特殊なゼミ。
生理学と教育の関連を考えたものだった。
それも僕の原点。
変な精神論に系統しないのは、
生理学的な考え方があるからだと思う。
自分には深さが足りない。
でも、今からの学びはこれまでと同じではいけないだろう。
悩むところだ。
ときどき浮かぶ恩師の後ろ姿が
僕を引っ張る。
Category: 教師へのメッセージ |
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Posted By taga on 2016年8月18日
ひどい話に気分が悪い。
これを美談とするのだろうか。
吹奏楽部が出ることについて、職員が話し合って決めるということ自体がおかしい。
生徒たちに反対の気持ちの部員がいるなら、なおさらだ。
本人たちが甲子園に来て納得したからいい?
甲子園で優勝したら、一緒にわかちあえる?
欺瞞だ、そういうのは。
これは、はっきり言って
「お前ら吹奏楽部なんてたいしたことないだろ。
甲子園の方がずっと値打ちがあるんだぞ。」
ということでしよ。
これを美談として報道する新聞の感覚もおかしい。
どんなに小さなめあてであっても、必死に努力してきたことは、やりとげさせてあげたい。
それが教育なんじゃないの。
この子達、全国大会に行っていたら、どんな夏が得られたのだろうか。
■「熊本・秀岳館の吹奏楽部「野球部と日本一に」 コンテスト断念し甲子園へ」
西日本新聞 8月17日(水)11時58分配信
熊本・秀岳館の吹奏楽部「野球部と日本一に」 コンテスト断念し甲子園へ
スタンドから演奏でナインを応援する秀岳館吹奏楽部の部員ら=16日、甲子園球場
甲子園のスタンドでもう一つの夏が燃焼した。16日の全国高校野球選手権大会で、秀岳館(熊本)のベスト8進出を支えた同高吹奏楽部。部員たちは、この夏の吹奏楽コンテストの南九州大会出場をあきらめ、全国制覇を目指すナインとの夏を選んだ。「甲子園が僕らにとってのコンテスト」。伸びやかな演奏が歓声とともに夏空に響いた。
吹奏楽部は部員21人。4年連続の出場が懸かる南九州小編成吹奏楽コンテストの県予選を翌週に控えた7月26日、野球部が甲子園切符を手にした。
南九州大会は8月11日。県予選を通過しても、甲子園の応援を優先すれば大会には出られない。コンテストか、甲子園か。7月下旬の職員会議は2日間にわたった。多くの教員が「コンテストに出るべきだ」と主張した。吹奏楽部の3年生6人も話し合いを重ねた。「コンテストに出たい」と涙を流す部員もいた。
しかし演奏がなければチアリーディングもできず、応援が一つにならない。「野球部と一緒に演奏で日本一になります」。顧問の教諭に決断を伝えた部長の樋口和希さん(17)の目は真っ赤だった。8月1日の県予選には「上位入賞しても南九州大会を辞退する」と主催者側に申し入れて出場し、金賞を受賞した。
「県予選で全力を出し切り吹っ切れた」。部員の田畑史也さん(16)は16日、スタンドでドラムを打ち鳴らした。樋口さんは「最高に気持ちが良い。僕たちも全力で戦います」。頂点を目指すナインとともに「熱い夏」を過ごすつもり。
Category: 未分類 |
ひどい話。子どもをふみにじっている。 はコメントを受け付けていません
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Posted By taga on 2016年8月17日
7月に行った気仙沼の唐桑小学校から
便りが届いた。
明日からの福島ー仙台のツアーへのモチベーションが上がる。
書籍は、5,6年生にブックトークした後、
「この本は、送り返してください。
ただし、1学期の終わりまで置いておいて
子どもたちに読ませてあげてください。」
と、置いてきたもの。
その後、校長さんがすべての本を購入してくださったそうで、
これからも子どもたちの手元に残る。
子どもの感想がおもしろい。
「わたしは『おかあちゃんがつくったる』の本の内容が自分の幼稚園に通っていたときに
似ているなあと思いました。・・・おばあちゃんが手拭いで服をぬってくれました。・・・」
と、自分の経験から語ってくれる子どもがいた。
『おかあちゃんがつくったる』は関西弁なのでどうかなと思ったけど、
とても子どもたちにミートしたみたい。
「・・・一番読んでみたいと思ったのが、『ふたりのロッテ』です。今日から読み始めます。・・・」
『ふたりのロッテ』が人気なのには驚いた。
というのは、男子がたくさんこの本がいいと言ってくれたから。
僕の紹介の仕方が子どもたちの読書意欲に火をつけたのかなと自己満足。
『パイルドライバー』は、やはりみんなに好かれる絵本だった。
「ぼくはプロレス好きのの友だちに技をよくかけられます。
『プロレスわざはむやみに使ってはいけない。』というご注意がありましたね。
それで反省したのか、技をかけてこなくなりました。・・・」
『オール1のおちこぼれ教師になる』は、漫画だげど、子どもたちのどこかに響いた感じだった。
ブックトークしてよかったなあと、改めて思った。
Category: こどもの話 |
気仙沼からの便り はコメントを受け付けていません
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