ひどい話。子どもをふみにじっている。
Posted By taga on 2016年8月18日
ひどい話に気分が悪い。
これを美談とするのだろうか。
吹奏楽部が出ることについて、職員が話し合って決めるということ自体がおかしい。
生徒たちに反対の気持ちの部員がいるなら、なおさらだ。
本人たちが甲子園に来て納得したからいい?
甲子園で優勝したら、一緒にわかちあえる?
欺瞞だ、そういうのは。
これは、はっきり言って
「お前ら吹奏楽部なんてたいしたことないだろ。
甲子園の方がずっと値打ちがあるんだぞ。」
ということでしよ。
これを美談として報道する新聞の感覚もおかしい。
どんなに小さなめあてであっても、必死に努力してきたことは、やりとげさせてあげたい。
それが教育なんじゃないの。
この子達、全国大会に行っていたら、どんな夏が得られたのだろうか。
■「熊本・秀岳館の吹奏楽部「野球部と日本一に」 コンテスト断念し甲子園へ」
西日本新聞 8月17日(水)11時58分配信
熊本・秀岳館の吹奏楽部「野球部と日本一に」 コンテスト断念し甲子園へ
スタンドから演奏でナインを応援する秀岳館吹奏楽部の部員ら=16日、甲子園球場
甲子園のスタンドでもう一つの夏が燃焼した。16日の全国高校野球選手権大会で、秀岳館(熊本)のベスト8進出を支えた同高吹奏楽部。部員たちは、この夏の吹奏楽コンテストの南九州大会出場をあきらめ、全国制覇を目指すナインとの夏を選んだ。「甲子園が僕らにとってのコンテスト」。伸びやかな演奏が歓声とともに夏空に響いた。
吹奏楽部は部員21人。4年連続の出場が懸かる南九州小編成吹奏楽コンテストの県予選を翌週に控えた7月26日、野球部が甲子園切符を手にした。
南九州大会は8月11日。県予選を通過しても、甲子園の応援を優先すれば大会には出られない。コンテストか、甲子園か。7月下旬の職員会議は2日間にわたった。多くの教員が「コンテストに出るべきだ」と主張した。吹奏楽部の3年生6人も話し合いを重ねた。「コンテストに出たい」と涙を流す部員もいた。
しかし演奏がなければチアリーディングもできず、応援が一つにならない。「野球部と一緒に演奏で日本一になります」。顧問の教諭に決断を伝えた部長の樋口和希さん(17)の目は真っ赤だった。8月1日の県予選には「上位入賞しても南九州大会を辞退する」と主催者側に申し入れて出場し、金賞を受賞した。
「県予選で全力を出し切り吹っ切れた」。部員の田畑史也さん(16)は16日、スタンドでドラムを打ち鳴らした。樋口さんは「最高に気持ちが良い。僕たちも全力で戦います」。頂点を目指すナインとともに「熱い夏」を過ごすつもり。
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