多賀マークの教室日記

教育にかかるよしなしごとを、つれづれなるままに・・・。
「教育」というと、力の入った人か、アウトサイダー的な方かの両サイドが目立つ。
僕は、港と山にかこまれた神戸という風土で肩を張らず、妥協もせずに見つめてきた目から、今を語りたい。

あたたかい公開研究会だった

Posted By on 2015年1月30日

伊丹の昆陽里小学校の公開研究会が終わった。
大勢来て下さって、うれしかった。
アンケートの言葉を見ていると、
スタッフのていねいであたたかいもてなしについて言及してくださるものが、いくつかあった。
それが、この研究会を物語っている。

みんな厳しい顔をせず、
授業者を見守り、裏方として仕事をこなす。
笑顔の先生が多い。
研究会ではそんなこと関係ないという人もいるだろうが、
附属の研究会ではない。先生方全員のチーム力が分かるのだ。
懇親会の〆で教頭が
「チーム昆陽里の力です」
とおっしゃったが、本当にそうだなと思う。

中心テーマの聴き合いが、いつもの通りの姿で見せられたのではないだろうか。

研究会ではいろいろなドラマがある。
内部の者にしか分からないドラマが。
授業をしている若者のドラマ。
中堅が異様に緊張した原因。
そして、学年団としての先生方のドラマ。
そういうことも一緒にいてよく分かる。
密度の濃い関わりの学校だった。
僕もかたはらにいさせてもらえて、いい思いをたくさんさせて頂いた。
感謝。

そして、この学校の先生方の育ちが、僕の教師教育の道筋をしめしてくれる。
研究主任がおっしゃっていた「学校は人を育てるところです」というのは、
まさしくその通りなんだなと思う。

「The 教師力アップ」

Posted By on 2015年1月29日

「The 教師力」シリーズも二十冊以上を数えてきた。
僕は半分近くに書いているが、自分の書いた本以外は読んだことがない。

いろいろな執筆者が少しずつ書くというのは、
僕としては「あり」のコンセプトなんだけど、
全員の書いたものが全て心にひびくこともあり得ない。
わずかなページ数なので、文章力のあるなし、
中身のあるなしが露骨に出てしまう。
ある意味、恐ろしい本だ。
これは、僕の書いていることも同じ批判にさらされると言う前提で書いている。

今回の「The教師力アップ」は、おもしろかった。
書く教師の個性と思想信条が現れていて、
電車で二回読むほど、楽しかった。
最近は教育書の書評を書かないようにしているが、
この本は書きたくなった。
どうしても上から目線に聞こえることは、お許しいただきたい。
評なので、あえてそういう物言いにした。
僕が後で「ごめん、ごめん」と言える人についてしか書かない。笑笑

まず、中村健一。
中学生でも読めて分かる内容だ。さすがだと思う。彼は、どこにいっても自分を貫いている。
そして、決して引き下がらない。
読みやすい文面から、信念が伝わってくる。

石川晋。
「やっちまったあ」と言うか、「やっぱりこうきたか」と言うか、
若手教師を励ますような言葉は一言もなく、
自分も主催しているくせに、セミナー文化をこきおろす。
読んでいて気持ちがいいが、若手はこの過激な言葉をどうとらえるのだろうか。
「気をつけなきゃ、です。がんばります。」
なんて言葉を発したら、晋さんはぶち切れするだろうなあ。

青山新吾。
文章を論立てて考えているんだろうね。
この短い中で、導入から末まで、流れるように組み立てている。
個の理解から自己の振り返りへと、主張にはいつもぶれがない。

池田修。
立ち位置がはっきりしている。
教師教育の出口のところを実践している教育者の語りだ。
ふだんから学生たちにこういうことを指導しているのだろうなあ。
そう思うとうれしくなる。

糸井登。
僕の糸井評は、以前から一貫して「誠実な現場教師」ということ。
この短い文の中にもそれがよく表れている。
京都の明日の教室がぶれないのは、糸井さんの力が大きいのだろうと感じた。

赤坂真二。
ようやく大学の先生になってきたなと感じる小稿。
ここしばらく彼の考えているところと僕のそれとが、クロスするところが多く
「リフレクション」ということのとらえも一致する。
ただ一つ、最後の一言だけが、違和感をぬぐえない。
最後にどうしてもこれをやりたくなってしまうという「性」なのかも知れない。

堀川真理。
「マイナスからのスタート」かあ。
みんな本当はそうだったはずだ。
堀川真理が人と違うのは、あけすけにそのことを持ち出してきて
「どうだ」と突き付けてくるようなところだ。
ごつんごつんとぶち当たるような言葉の使い方は、いまだにそうで、
そのために今でも傷だらけにしょっちゅうなる。
そういう人間の言葉には、本当の優しさがこもるのだと思う。

山田洋一。
「語り」の文章である。
従って、語っている途中で終わってしまったという感がある。
もう四ページ必要だったんじゃないのかなあ。
これが意図的な手法だったとしたら、僕は脱帽しかない。

堀裕嗣。
一つ言ったら百くらい返ってきそうだから、言いにくいけど・・・。
今回はびっくりした。
彼が見かけより親切で、過激な言動に合わない優しさを持っていることは分かっていたんだけれど、
その「優しさ」をここでいきなり持ち出してくるとは・・・。
そこから「HOW」と「WHY」へとつながっていく筋立てはさすがだ。
でも、最後の「キモ」という言葉は、なんか違うんじゃないかなあ。
文章の格調が一気に下がったような気がする。

カルタ大会

Posted By on 2015年1月28日

低学年のカルタ大会を参観していた。
五人ずつで、楽しそうに取り合っている。
その様子が面白くて仕方ない。
あるグループでは、一人の子がカルタを押さえたら、
他の四人もぱらぱらとその上に重ねてきて、
「みんなでジャンケン」
ということになる。
僕は、授業中に口を出さないことに決めているから、
黙って見ていた。
そのうち、一人の子が、カルタを押さえるだけでなく、さっさととっていってしまうようになった。
「なるほど、考えたなあ。」
その一方で、いつも一番先にカルタをおさえていながら、
後から手を乗せてきた子どもたちにジャンケンをさせられている子どもは
真っ先にとっているはずなのに、
どんどん負けていってしまう。
要領のよさ悪さというものが、こんなときにはっきりと表れる。
でも、僕は、真っ先に取っているのにジャンケンをさせられているもどかしい子どもが好きだ。
こういう子どもは誠実に育っていくのではないだろうか。

二月は、最後の学級試練のとき

Posted By on 2015年1月27日

六月、十一月、二月というのが
学級が壊れやすくなる試練のとき。
二月に崩れると、もうもどらない。

崩れてしまった先生。
あきらめよう。
そんな年もあるよ。
最後まで勤め上げて、指導要録を書こう。
それも大切な仕事だ。
壊れたクラスを最後まで持ち切った先生は、
それはそれで仕事を果たしている。
そんな先生たちをたくさん知っている。
そして、僕の知っているそういう先生たちは、春休みにリセットして、
次の年はしっかりとやっている。
骨は、折れたところが前よりも強くなるんだ。

でもね、
心が持たなくなったら、休むのもあり。
現代の教育現場は厳しい。
数日休んで出てこられたら来たらいいし、
そのまま休職もあり。
心が壊れ切ってしまうと、元にはもどしにくいからね。
無理しない、無理しない。
あること、あること。

リドル・ストーリイ②

Posted By on 2015年1月26日

児童文学におけるリドル・ストーリイって、
どんなのがあるかなあと考えた。

最後が、どうなったでしょうか?で終わるもの。

坪田譲二の「風の中の子ども」の中にある「びわの実」。
最後は確か、大きなびわの実が朝起きたら
「あったでしょうか。なかったでしょうか。」
で終わったと思う。
そこで読者はそれぞれが思いをはせる。
これが楽しい。

星新一のショートショートの「おーい出てこーい」は
最後まで書き切らないで
読み手に「後はご想像にお任せします。というスタンス。
こうすると読み手個々に余韻が生じる。

新美南吉の「てぶくろを買いに」は、
「人間って本当にいいものかしら」
という母親ぎつねの言葉で終わっている。
これも、言い切らないということで、リドル・ストーリイかも知れない。

リドル・ストーリイ

Posted By on 2015年1月25日

米沢穂信の「追想五断章」を一気に読む。
これは、リドル・ストーリイが複雑に絡み合っていくというプロットの小説。
リドル・ストーリイとは、最後の結末を読者に委ねるという手法である。
推理小説では、東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」等はその一つなのかも知れないが、
犯人への謎解きを楽しむ読者にとっては、
犯人が分からないままというのは、
なんとも消化しきれないものだ。
いらいらが募る。

しかし、この小説は、推理小説にリドル・ストーリイを組み込んではいるが、
そういうもどかしさはない。
パズルのピースを組み替えていき、
最後にひっくり返してぴたりと収まるという感じだ。
さまざまな楽しみ方のできる小説ではないだろうか

三重のセミナーにて

Posted By on 2015年1月24日

豆腐屋【西村健吾】さんから感じたことを書く。
まず、質の高いことをしてきたのだということがよく分かる。
最近のセミナーで若手登用の機会として
質の低い登壇を見かける。
これは、昔の研究グループによる発表の場と同じように考えているのではないかと思う。
そのグループの一員でもない人に、質の低いものにお金を払わせているのは、
どうだろうかなと思う。
豆腐屋さんは、質が高い。
言葉が鋭い。
質の高い教育をしている人は、概して言葉が違う。
子どもを見る目があたたかい。
でも、指導主事の目は厳しいなあ。
アナログを大事にしているのがいい。
彼のパソコンなどの技術は優れている。
その技術を持ちながらのアナログ重視ということがいいなあ。

名古屋近くのみなさん、どうぞ

Posted By on 2015年1月23日

◆これから小学校へ進学するお子様(0歳児~5歳児)をお持ちの保護者の方、低学年のお子様をお持ちの保護者の方へ

「親として、小学1年生~3年生の低学年の時期にどのように関っていけばいいのか?」

ということにお答えします!

◆小学1年生~3年生の担任を持つ先生へ

「低学年には、どんなことに気をつけたほうがいいの?」

ということにお答えします!

もちろん内容に関心がある方であれば、どなたでもご参加ください!

13:30~14:30 新一年生で準備しておくこと

14:30~14:40 休憩

14:40~15:40 低学年の子どもの心の受け止め方

15:40~ Q&A

~子どもと先生と親がみんなで協力して、よりよい時期にしたい!そんな想いで企画しました!~

定員 40名(先着順)
開催概要
日時 2015年02月22日(13:30~16:30)
開催場所 LDK覚王山 ブックカフェ
(愛知県 名古屋市愛知県名古屋市千種区田代本通2-1 2F)
→大きい地図を開く
参加費 2,000円(税込)
定員 40人(先着順)
申し込み開始 2015年01月15日 10時00分から
申し込み終了 2015年02月22日 13時30分まで
主催
一尾 茂疋

仙台で三回目の親塾をすることになった。

Posted By on 2015年1月22日

2月6日の金曜日。

その日は、午後から尾形君の学校で
授業もさせてもらう予定だ。
二本。
楽しみが増えた。

僕が授業を見せるのは、
二つの理由から。
一つは、担任の先生に僕と子ども達とのコミュニケーションを診てもらうと言うこと。
僕がどんなふうに子どもたちとやりとりし、
それを子どもたちがどう受け止めるのか、ということだ。
もう一つは、いろいろ言うよりも、見てもらうのが一番分かるからだ。
理論ではなく、実践なのだから。
すばらしい授業はできないが
子どもとのやりとのを楽しむことはできる。
それを見てほしいということだ。

一時間の授業でぐんと国語力がアップするなんてことはない。

四月のロケットスタートに備えよう 「授業開き・教室開きセミナー」

Posted By on 2015年1月21日

四月のロケットスタートに備えよう

「授業開き・教室開きセミナー」

テーマ 新学期のスタートへ向けて、具体的に準備しておくこと

学級の崩壊は4月のスタートの時点から始まっていると言われます。4月の学級開き、授業開きが大切なことは、言うまでもありません。しかし、具体的にどうするかとなると、悩み、迷いするのが現状です。そんな先生方に、何かアドバイスできれば、と考えています。

また、新採の先生は、まだ見ぬ子どもたちのへの理想だけでは、乗り切れないこともあると知った上で、少しでも準備をしてほしいものです。無防備に夢だけ抱えて現場をスタートしてはいけません。

こうした考えから、昨年度に引き続き、新年度スタートの準備に向けてのセミナーを開催します。ここでは、具体的なてだてを示します。

今回は、若手の実践家として、コーチング等、独特の実践を展開している山田将由先生を神奈川からお招きして、若い教師が、どのように新年度を迎えようとしているか、そのアイデアと思いを語っていただきます。

ベテランとしてなんとかここまで乗り切ってきた多賀と、これからの教育を担っていく山田さんとのジョイントから、間近に迫ったスタートについて、考えてみませんか。

日 時 2015年4月4日(土)13時15分~16時55分 [13時 開場]

場 所  兵庫県私学会館(神戸市中央区北長狭通4丁目3-18)1階 会議室   078-331-6623

アクセス

JR元町東口から徒歩2分  阪神元町駅から徒歩3分

阪急花隈駅から徒歩7分   地下鉄県庁前駅から徒歩3分

時間帯   13時 開場 13時15分 開会

13時15分~14時05分

山田 将由 講座「私の学級開き」

14時10分~15時00分

多賀 一郎 講座「一年間を見据えた学級開き」

15時10分~15時55分

山田 将由 講座  『授業開きは、こうする』

16時00分~16時55分

多賀 一郎 講座 『授業のロケットスタート』

費 用  3,000円 事前に下記の通りお申し込みの上、当日受付にてお支払下さい。

参 加  定員40名

■ 懇親会 (5時半~7時半)

この会は、ただわいわいと飲んで話すだけの会ではありません。二次セミナーです。飲食しながら、リラックスした中で、質問を受けて講師が答えていきます。たくさん飲む会ではありません。とりあえず、ドリンクは一杯だけです。昼間のセミナーでは、質疑応答の時間をとりませんから、たずねたいことは、この時にお願いします。疑問は、参加者で共有したいと思います。場所は、今神戸で注目の「麺所 水野」。

費用は、4000円 定員 20名

◆ 講 師 紹介

◆ 申し込み

コクチーズから、登録お願いします。

http://kokucheese.com/event/index/232557/