Posted By taga on 2018年3月20日
わけあって「孫子」を読んでいるのだけど
何度も漢和辞典を引いている。
「周」「北」「迂」「雷霆」「徐か」・・・。
やはり、言葉の元の意味を読み解かないと
書かれていることの本質は読み取れない。
久しぶりに、そういう勉強をすると、
なんだか新鮮。
そして、楽しい。
なんでもかんでも辞典を引いているわけではない。
ここの意味が分からないと、
どうも正しく読めないなと思った時に
調べるのだ。
調べるべき言葉を絞り込むのに、読解力が必要になる。
言葉の意味など少々分からなくても読んでいける力も
読解力である。
しかし、ここというところを読み深めるためには
言葉の一つ一つを追求していくことも大切なのだ。
言葉の意味調べを最初の時間に全部してから
授業を進めていくようなことをしていては
絶対にこのような言語姿勢は身につかないだろう。
最近、国語教師としての僕をディスる人たちがいる。
だいたい一斉授業否定論者なんだけど、
その人たちの使っている言葉が曖昧でずれている。
国語力が足りないと感じる。
そういう方に言われたくはない。
まあ、優れた国語力を持った方に国語教師として疑念を持たれたら
辛いだろうなあ。
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Posted By taga on 2018年3月6日
3月10日の苫野さんとの会は満席ですが
翌11日の日曜日、東京駅の八重洲ブックセンターで二人の会を持ちます。
対談を重ねて、より深いところをめざします。
こちらへは直接八重洲ブックセンターに連絡してください。
札幌の大野睦仁さんがコーディネイトしてくださいます。
よろしければ、どうぞ。
こちらは80名定員です。
★教師 多賀一郎 × 哲学者 苫野一徳 講演会&サイン会「教育の哲学×教師の哲学」
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苫野さんとの最終章 はコメントを受け付けていません
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Posted By taga on 2018年2月21日
■ アマゾンで予約開始になった。
この本は学級開きの本ではない。
現場で実際に先生の出会う課題をどうするのか。
この時代に教師として生き抜くために必要なことを書いた。
ここには、ハウツーやネタはほとんどない。
※ プロローグ 「夢の破れることがある」一部抜粋
「今の学校現場は、甘くありません。」と、僕は学生たちに語っています。
毎年、たくさんの先生方の相談にのっていますが、多くの若い先生方が苦しんでいます。
「バラ色の教師生活を送っているなどという人は一人もいません。」
とまで言うのは、言い過ぎかも知れませんが、数少ないと断言します。
だから、僕はこの本では、甘いことは書きません。
夢を持って現場に出たその日から、どんどん夢は壊れていきます。よほどいろいろな人間に恵まれることでもないと、苦しみの連続です。
例えば、心許せる同僚、面倒見の良い先輩、おおらかな管理職、素直な子ども達、強力的な保護者等ですね。そういう方たちにめぐまれない限り、いきなり、大きな壁にぶち当たるのです。
■ 初任者が直面する学校現場の現状は、次のようなものです。
1 話を聞いてくれない子どもたち
2 保護者は優しくない
3 教室の「あの子」の存在感
4 同僚(先輩)も時には敵と化す
5 忙しくて何をしているか分からなくなる
これらは、ほぼ同時に起こると言って良いでしょう。落ち着いて一つ一つにじっくりと対応することなんてできません。
そして、その中でくたくたに疲れていきます。
若い人たちばかりではありません。一般教員が精神疾患で休職する率は、およそ0.6%です。15人に一人は精神を病んで、ほとんどが鬱ですが、休職するということです。各校に二人くらいは毎年のようにそういう先生が出てくるということです。
そういう世界で生き抜いていくには、覚悟だけではどうにもなりません。真面目さだけでも通じないのです。実際、休職する先生のほとんどは真面目な方なのですから。
このような現状を踏まえて、そこを乗り切るにはどうしたら良いのかということを考えて、本著を記しました。新卒三年までの先生方に乗り切り方を伝授したつもりですが、中堅の先生もご自分を振り返るというおつもりで読んでくだされば、きっと意義のあることがいくつか見つかると思います。
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『大学では教えてくれない 一年を乗り切る学級づくり』 はコメントを受け付けていません
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Posted By taga on 2018年2月13日
残り10席になりました。
増席はありません。
■新年度への熱い思いと不安で過ごす春休み。
この時間をのんびりと過ごして新年度をスタートできるほど、今の学校は甘くありません。
準備が一年間を制するという気持ちで、新年度に向けての用意を始めませんか。
ネタだけではなく、現場を生き抜く心の持ち方についての発信を続ける土作さんと
、現場をたくさん回って教師教育に力を入れている多賀の二人で、丸一日をコーディネイトします。
一部と二部に分けて、前半では一年間を生き抜いていくための子どもの見方や教師としての在り方を。
後半は具体的な学級、授業開きについてのネタやアイデアをたくさん提供します。
これからが不安な若い先生、リセットしたい先生、一緒に歩みませんか。
■ 9時10分開場 第一部 「教師として一年間をやり抜くために」
9時30分~10時40分 オープニング込みで 多賀
10時50分~11時50分 土作
昼休み
■ 第二部 「一年間を見通した学級開き、授業開き」
13時~13時45分 学級開きのネタ・・・土作
13時55分~14時40分 学級開きに必要なこと 再考・・・多賀
14時50分~15時35分 授業開きのネタ・・・土作
15時45分~16時30分 授業開きで考えておくこと・・・多賀
16時30分~16時50分 リフレクションタイム
※ 申し込みは下記から
http://kokucheese.com/event/index/503722/
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一年間をやり抜くためのスタートセミナー はコメントを受け付けていません
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Posted By taga on 2018年2月6日
今日は僕の一日を書く。
このブログは、ある程度僕のことに関心のある方が読んで下さっていると思うので。
朝、マイナス7度の中を犬の散歩に行き、
朝食後出発。
駅から普通電車に乗る。
時間がかかっても、座っていく。
座って、ノートに原稿を書く。
今日は、単著の数ページ。
これは、これまでの僕にはなかった種類の本だ。
書いていて楽しい。
にしても、毎朝同じ席に座っている方の大いびきが凄い。
大阪で飛び降りたり、
そのまま寝て行ったりされるのだが、
ほんとはどこで降りられるのだろうか。
大阪で乗り換え、東梅田まで歩く。
日体大の立体交差のような阪神デパートの地下入口前。
人とぶつからないように、歩いていく。
ここをスマホ見ながら歩いている女性。
ぶつかるかどうかは、人任せってことかなあ。
地下鉄に乗り、天満橋で降り、学校までしばし歩く。
行き過ぎる人たちが「寒い、寒い。」
と言いながら足早に駆けていく。
学校に着いたら、
1時間目から授業を観に行く。
自分の部屋に入ると、まもなく指導を受けに新人がやってくる。
それから、コーヒーを飲み、3時間目の社会の授業を観に行く。
残り時間は原稿をひたすらパソコンに打ち込む。
別の編著の原稿。
今日は、4時間目の終了と同時に駅へ。
梅田に出て「スエヒロ」でランチして、阪急にのって園田駅へ。
園田駅で喫茶店に入り、授業と講演をチェックする。
校長さんが迎えに来て下さり、園和北小学校へ。
5年生に道徳の授業をして
先生方に道徳の講演。
新指導要領を踏まえて80分話す。
それから、先生方と少し話をして、帰路につく。
家に帰って夕食後、メールチェックしてから
木曜日の四日市での講演の資料づくりと講演の内容の見直し。
印刷も完了。
だいたい、こういう一日だ。
貧乏暇なし。笑笑
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Posted By taga on 2018年2月2日
「偉い先生」と呼ばれるのは嫌いだ。
偉い先生は、正直、苦手だ。
偉い先生は、「私は偉いんだぞ」オーラを醸し出す。
偉い先生は、「私を偉く扱え」という態度を示す。
偉い先生は、肩書に弱い。
偉い先生は、僕のような市井人には挨拶もしない。
偉い先生は、話がつまらない。
偉い先生は、笑いの大切さを知らない。
最近、そのことを強く思うようになった。
絶対に偉い先生にはなりたくない。
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Posted By taga on 2018年1月19日
親塾では赤ちゃんを連れて来て
抱っこして受講される方がいらっしゃる。
本当は主催者側で託児の段取りをするべきなのだが、
そこまでは余裕がないので
その場にいていただく。
少しぐらいぐずっても、参加者は気にならない。
お互い様だからだ。
あまりにも強く泣きだしたら
しばらく外へ出て下さる。
それで充分である。
僕の会では、赤ちゃん連れはありである。
「女性教師の会2」において、
水戸ちひろが赤ちゃんを抱っこして講演した。
わざとしたわけではないが、画期的だと思った。
こういうことに対して目くじらをたてる人がいる。
このときの参加者には一人もいらっしゃらないが
「だから女は・・・」的な発言をされる方が、そういうことをおっしゃる。
子連れで参加できるセミナーでありたいと、僕は思っている。
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Posted By taga on 2018年1月17日
阪神大震災から23年目。
この日はいろいろなことをリセットする日。
忘れかけていた大切なことを
思い出させてくれる。
仙台の絵本の会で話したこと。
※ 物を失うことも、つらいことである。
物には人の思いがくっついている。
思い出のかほりがする。
僕の場合、自分の大好きな街が消えていたことのショックは、想像以上だった。
いつも目標にしていた建物が無くなるだけでも寂しいのに、何もかも無くなってしまうと、その辛さは半端ではない。
震災後しばらくして、一人のお母さんが学校にたずねてこられた。
その頃は、午前中だけ授業で、昼からは子どもたちはいなかった。
よくお母さんたちがふらっと訪ねてこられて、
「多賀先生、いいですか。」
と、僕と話をして帰られることがあった。
みんな不安で辛くて、心に風が吹いたようなときだったから、お母さんたちも「吐き出す」必要があった。
そのとき、おうちをいよいよ建て替えることになり、取り壊すことになった、というお話をされた。
全壊の家に入るだけでも危険だった。
「先生、久しぶりに玄関の戸を開けたら、目の前に、二枚のタイルが置いてありました。
いつの間に書いたのか知らなかったのですが、そこに子どもたちがマジックで
『おうちさん、今までありがとう。』『また、いっしょに遊ぼうね。』
と、書いていました。」
最後は涙で言葉にならなかった。
物を失うことも、辛いことである。
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Posted By taga on 2018年1月13日
暮れに土作さんと一緒に奈良で話をした。
今の時代は、自分たちだって大変だけど、
若い先生たちにやり抜いていける元気と勇気と力を
シェアしたいねと、思いが一致した。
それがこのセミナーである。
今年は自宅での教師塾はしないので
この会で準備のスタートを!
※ 新年度への熱い思いと不安で過ごす春休み。この時間をのんびりと過ごして新年度をスタートできるほど、今の学校は甘くありません。準備が一年間を制するという気持ちで、新年度に向けての用意を始めませんか。ネタだけではなく、現場を生き抜く心の持ち方についての発信を続ける土作さんと、現場をたくさん回って教師教育に力を入れている多賀の二人で、丸一日をコーディネイトします。一部と二部に分けて、前半では一年間を生き抜いていくための子どもの見方や教師としての在り方を。後半は具体的な学級、授業開きについてのネタやアイデアをたくさん提供します。これからが不安な若い先生、リセットしたい先生、一緒に歩みませんか。
■ 9時10分開場 第一部 「教師として一年間をやり抜くために」
9時30分~10時40分 オープニング込みで 多賀
10時50分~11時50分 土作
昼休み
■ 第二部 「一年間を見通した学級開き、授業開き」
13時~13時45分 学級開きのネタ・・・土作
13時55分~14時40分 学級開きに必要なこと 再考・・・多賀
14時50分~15時35分 授業開きのネタ・・・土作
15時45分~16時30分 授業開きで考えておくこと・・・多賀
16時30分~16時50分 リフレクションタイム
申し込みは下記から。
http://kokucheese.com/event/index/503722/
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3月29日、一年間をやり抜くためのスタートセミナー はコメントを受け付けていません
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Posted By taga on 2018年1月9日
社会科は、子どもたちの将来の生活にも関わる大切な教科です。教科書は資料の一部に過ぎず、どうしても工夫をこらさないと楽しく力の付く授業はできません。暗記モノにしてしまうと、社会科嫌いを作ってしまうのです。今回、石巻から社会科教育の第一人者である佐々木潤さんをお迎えして、中條と多賀の関西勢とで社会科と学校教育について深めるセミナーを行います。
日時 2018年2月24日【土】9時40分~16時40分
場所 兵庫県私学会館 101号室
日程 9時40分~10時20分 社会科授業で使えるネタを少々 中條
10時30分~11時10分 社会科の模擬授業 中学年 多賀
11時20分~12時10分 社会科が苦手な先生のための授業づくり 佐々木
昼休み
13時20分~14時 私の社会科授業 中條
14時10分~14時50分 社会科の模擬授業 高学年 多賀
15時~16時20分 「主体的・対話的で深い学び」のある社会科授業 佐々木
16時20分~16時40分 リフレクションタイム
◆ 懇親会 17時半から近くの会場で
◆ 講師紹介
● 佐々木潤
1962年宮城県生まれ。現在,宮城県公立小学校勤務。「一番受けたい授業」(朝日新聞社編)で全国76人の「はなまる先生」の一人に選ばれる。主な著書に「社会科授業がどんどん楽しくなる仕掛け術~どの子も社会科好きになる授業ネタ&アイデア~」(明治図書・2016年)「学級開き入門」(明治図書・2015年),「一日一笑!教室に信頼・安心が生まれる魔法のネタ」(学事出版・2011年)がある。他に,教育技術(小学館),月刊社会科教育(明治図書)等にに多数原稿執筆。
● 中條佳記
奈良県小学校教員17年目。現在、教務主任、6年生担任、県小社研3年部会長を務める。社会科を中心に子どもたちをグッと惹き付ける授業づくり、教材開発に力を注ぐ。主な著書に、「子どもの実感を引き出す 授業の鉄板ネタ54」や「CDROM付き 授業や学級経営に活かせるフラッシュカードの作り方・使い方」(いずれも黎明書房)がある。
■ 多賀一郎 神戸大学卒業 現在追手門学院小学校講師 専門は国語教育と教師教育。親塾、絵本の会等、さまざまな分野で自己実現中。著書『きれいごと抜きのインクルーシブ教育』南恵介との共著。『大学では教えてくれない 信頼される保護者対応』『全員を聞く子どもにする教室の作り方』『学校と一緒に安心して子どもを育てる本』『問い続ける教師』苫野一徳との共著、他多数
http://kokucheese.com/event/index/491046/
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「社会科教育を通してこれからの学校教育を考える」セミナー はコメントを受け付けていません
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