世界一おぞましい男の子、オズワルド

| 2011年12月20日

ジョン・バーニンガムの絵本を子どもたちに読んだ。   オズワルドは、世界一おぞましい男の子。 まず、ホワイトボードに「おぞましい」と書く。 「おぞましいとは、うっとおしい、みっともない、近寄りたくない・・・。」 […]

北村薫の文学性

| 2011年11月29日

「覆面作家シリーズ」や「円紫さんシリーズ」で知られている 北村薫さんが直木賞をとった「鷺と雪」を読んだ。 この作家の表現は、どこか文学性に拘泥したようなところがある。 「鷺と雪」は、戦前の子爵や公爵などの貴族社会を 世の […]

心霊探偵八雲

| 2011年11月27日

アニメにもなっていた神永学の小説なんだけど、 実はこの2週間ほどはまっていて、 文庫7冊を読み切ってしまった。   片眼の赤い青年、八雲は霊が見えてしまうというモチーフのストーリイ。 決してオカルトな話ではなく […]

現象学に竹内敏治

| 2011年11月10日

世の中には、すごい人がいるもんだ。 昆陽里小でお話させていただいた先生から 「現象学を学んだ」という言葉が出た。 「現象学」とは、哲学なのか心理学なのかよく分からない学問で、 まあ、哲学に分類されるだろう。 ハイデッカー […]

おじさんのかさ

| 2011年11月7日

高校のときに、おもしろい男がいた。 先生が前に立って話をしてもだれも聞かないのに この男が生徒会の代表として話し始めると、 全員が聴き入ってしまうのである。   雨の日に傘を手に持って歩いているので 「なんでさ […]

「やあ!出会えたねダンゴムシ」

| 2011年11月6日

今森光彦さんの写真絵本 「やあ!出会えたねダンゴムシ」   虫たちを楽しく眺める今森絵本。 虫に対する愛情が伝わってくる。 子どもたちは虫たちの世界がこんなに楽しく美しいものだと 絵本を通じて知るだろう。 &n […]

ロッタちゃんの絵本

| 2011年11月5日

「ロッタちゃんのひっこし」 「小さいロッタちゃん」 「ロッタちゃんの自転車」 リンドグレーン   「長靴下のピッピ」であまりにも有名なリンドグレーンの幼年童話を絵本かしたもの。   ロッタちゃんは、お […]

読書の秋、こんな絵本を

| 2011年11月4日

定番の絵本というものは、 いつも本屋にあって、よく見かけるのに手が出ない。 陳腐な感じがするからだろうか。 25年名作ということがある。 25年間、読み継がれてきた絵本は名作であるということ。 僕の20代のとき、もう世に […]

風の神様

| 2011年10月24日

今日はお話。 「風の神様」   おじいちゃんちの庭にあったお地蔵様みたいな石像に いたずらしたために、 トイレの紙を飛ばされたり、(ちょっと当時の便所の説明が必要だったが) 落ち葉をくしゃくしゃにされてしまった […]

本のねうち

| 2011年10月20日

本というものは独特の文化で、ねうちを感じない人には、なんの意味もないものである。 僕が高校生の時、自宅が商売でばたばたしすぎているので、近くで倉庫代わりに使っていたアパートに一人で引っ越して、勉強していた。(ずっと勉強し […]