多賀マークの教室日記

教育にかかるよしなしごとを、つれづれなるままに・・・。
「教育」というと、力の入った人か、アウトサイダー的な方かの両サイドが目立つ。
僕は、港と山にかこまれた神戸という風土で肩を張らず、妥協もせずに見つめてきた目から、今を語りたい。

おだずな

Posted By on 2015年10月7日

尾形君のクラスで授業したとき
彼のイメージとして子どもたちの言ったのが、
「おだずなー」
という言葉。
なんのことか分からなかったが、
関西だと
「ふざけんな!!」
「じゃかましい!」
ということらしい。

子どもたちにとって、怖くて厳しい先生らしい。
笑笑

でも、子どもたちの僕の授業への感想を見ていたら、
たくさん、しっかりと書けている。
一人一人がよく考えている。
育っているということだな。

書かせたら、丸見えになる。

仙台親塾感想 ②

Posted By on 2015年10月6日

◆ 子どもの話をまるごと真実として扱い、チャンスは一度だけ
というお話は、心に残っていくと思います。
わが子はまだ幼稚園中ですが、
もっと背手帖していく中できちんと話や相談をしてもらえる関係性を
築いていけるよう、
一回一回、何か話をしてきた時には
手を止め目を見て聞くなど、意識していきます。
一方で自分の余裕のなさやイライラから出た言葉が
子どもを傷つけてしまったのでは、
一度のこの一言が何か大切なものをつぶしてしまったのではと考えることがあります。
一瞬一瞬をやはり大切にしていかなければと感じました。

◆ いじめについて、とても興味のある講演を聞けました。
私の中で自分の子は被害者になる可能性はあっても
加害者になることはないと思っていたところがあったなと改めて思い、
身が引き締まりました。
そして、先生の加害者の子に対する強いしっかりとした態度、気持ちが
すばらしいと思いました。
私も親としてしっかりとした気持ちを持ち、
いじめについて対応していかないと、と思いました。
具体的な対応なども、たくさん聞けて参考になりました。
先生には毎回、心から聞くことの出来る講演をしていただき、感謝しています。
また、仙台へ来て下さい。

◆ 子どもが小4になり、いじめがとても身近な問題となってきました。
自分が子どもの頃もいじめはあり、さけられないものだと思っています。
子どもはとてもおとなしく、自分からお友達を誘ったりすることも、
小さな頃は、できませんでした。
今でも何かあるとすぐ泣いてしまうので、
いじめられないか心配していたので、
今回の話は、いじめられた場合どうしたらいいか詳しく教えていただけて
とても参考になりました。
子どもの顔を毎日見て、しっかり変化に気付けるようになりたいと思います。
学校だけじゃなく、他にも場所を作ってあげたいと思いました。
ありがとうございました。

◆ いつも心に響く話をありがとうございます。
来年小学校に長男が上がるので、一度、「いじめ」について聞いてみたいと思い、参加しました。
自分が子育てでどう接していくか・・・、と考えつつ
子どもを産む前まで働いていた中学校で生徒指導していたことを思い出しました。
県内で一番荒れている学校などといわれていた学校でしたが
担任をしていたときに、必ず一年に一人くらい手を焼く子がいました。
でも、その子たちが20才になり、
「先生に感謝している」
と言われ、びっくりしました。
その時、どの子も、
「先生は僕がウソ言ったのに、全部信じてくれたから」
と言われたことを
今日の講座の先生のお話に重ねるひとができ、
なんとなく子育てに通じるような気がして、
改めて肝に命じないといけないとな、と思いました。

仙台親塾の感想から

Posted By on 2015年10月5日

◆ 今日も、貴重なお話をありがとうございました。
毎日毎日聞いていたい先生のお話。
でも、それはかないません。
先生のお話を聞くだけでも、
本当にありがたいです。
私たちの仲間では、
「こんなときに多賀先生だったら何と言うかな。
相談したいね。」
という会話がときどき出てきます。
救いの神様です。
今後ともよろしくお願いします。

◆ 「トラチャン」
私の心の支えになる
とても素敵か言葉です。
本日中、どうもありがとうございました。

◆ 子どもが小4になり、
いじめがとても身近な問題になってきました。
自分が子どもの頃もいじめはあり、
避けられないものだと思っています。
息子はとてもおとなしく、自分からお友達を誘ったりすることも、
小さな頃はできませんでした。
今でも何かあるとすぐ泣いてしまうので、
いじめられないか心配していたので、
今回の話は、いじめられた場合、どうしたらいいか詳しく教えていただけて、とても参考になりました。
子どもの顔を毎日見て、しっかり変化に気を付けるようになりたいと思います。
学校だけでなく、他にも居場所を作ってあげたいと思いました。
ありがとうございました。

・・・続きは明日。

仙台から帰って

Posted By on 2015年10月4日

仙台での四日間が終わった。
親塾では、リピーターの皆さんがいらっしゃって
待っていて下さるということがありがたかった。
感想はみなさんがアップしても良いと仰って下さったので
明日から、少しアップしていこうと思う。

尾形くんの学校では
無茶ぶりではあったが、
子どもたちと楽しめたと思う。
図書の先生が
「明日からたくさん子どもたちが借りに来るね」
と仰ったらしいが、うれしいことだと思う。

研修では、途中から先生方の表情の変わっていくことが見られて、
行って良かったなと思った。

土曜日のセミナーは
フルタイム僕の時間としてさせていただいた。
僕はこういうふうにさせていただくと、自分の力が出せるなと思った。
セミナーは自分一人の作る時間ではなく
参加者とともにつくる時間だから、
気持ちよくセミナーが終えられるということは、
参加者が一緒にムードを作ってくれたからだろう。

新しい授業

Posted By on 2015年10月1日

夏からずっと悩んでいたこと。
投げ込みの授業に行くときに
絶対に失敗しにくい授業を選択してしまうこと。

指導に入る学校だから、
失敗すると、後々やりにくくなるという「ちっちゃい心」が
自分のチャレンジ精神を疎外してきた。

でも、らしくないから、
新しい授業に挑もうと
夏から準備してきた。
その第一歩となる。

このどきどき感がたまらない。
僕の場合、失敗したら後のフォローができない。
ほんと、怖いんだ。

チャレンジしていない自分がイヤだから
もし失敗しても、チャレンジし続ける。

投げ込みの場合、
どういう授業をすると、
そのクラスの子どもたちにとって、その先のプラスになるのだろうか
ということを中心に考える。
僕のパフォーマンスを示す場ではない。

・・ああ、怖いなあ。

五年生の担任配当は、とても微妙

Posted By on 2015年9月30日

五年生の担任配当は、とても微妙です。
学校では、ほとんどの場合、まずは六年生の担任配当から考えるでしょう。
全国的に有名な先生たちの多くは、毎年のように六年生ばかりを担任しています。
そのこと自体はどうかなと思うのですが、
ともかく、問題の起こりやすい学校では、ある意味仕方がありません。
 いずれにしても、五年生の配当は、六年生の次以降に考えられることが多いということです。
優秀なスタッフの多い学校なら、五六年の持ちあがりを繰り返すことしできるでしょうが、
なかなかそうはいかないものです。
 女性の若手教師にも高学年を一度経験させてあげようと管理職が考えたとしても、
六年生に配当することはないでしょう。おそらく、五年生の担任になるでしょうね。
 新任で五年生の担任だという例もたくさん知っていますが、
六年生の担任が新任というのは、ほとんど聞いたことがありません。
一方、五年生担任になった新任が学級を荒れさせてしまって大事になったという例も、いくつか聞いています。
 もっとも、五年生で新任に担任させる場合、
けっこう「わけあり」のケースが多いようです。
強烈なモンスターペアラントがいるので誰も担任したがらないクラスに
新任を持ってきた学校がありました。
このようなことをする学校では、あまり教育の期待はできませんね。
新任にしんどいことを負わせようとするわけですから、
そのような教師集団には期待できないでしょう。
そんなことをすれば、荒れて当然で、
その新任の先生の教師人生だって壊してしまう可能性のあることですから。
 
 このように見てくると、先生スタッフの上で、
五年生の方が六年生よりもやや力が足りなくなる構図がそもそもあるということが、
分かっていただけるのではありませんか。

五年生十一月」は隠れた合言葉

Posted By on 2015年9月29日

「五年生、そろそろ十一月だから、気をつけないと」
という言葉は、何度聞いたか分かりません。
 僕の前任校ではそういう言葉は聞いたことがありません。
全て、公立の先生方から聞いた言葉です。
 十一月から荒れ始めて、十二月まではなんとか持ったけれど、
三学期からその先生が学校に行けなくなるなんてことは、しょっちゅうあります。
 でも、実際は、十一月になってから気を付けたのでは、手遅れなのですね。
そのことについては、さらに後ほど詳しく述べていきます。
 年間指導に入る学校では、僕は講座や指導が終わった後、
校長室で校長、教頭やいろいろな先生方と話をしますが、必ず、
「十一月五年生に気を付けて下さい。」
と言います。
 もはや、隠れた合い言葉ではないかも知れませんね。

10月1日は、仙台親塾

Posted By on 2015年9月28日

10月1日 10時~12時
仙台市の東京エレクトロンホールにて。
内容は、「いじめ・意地悪・ケンカ」をどう考えていくかという話。
参加希望者は、僕に連絡くださるか、
直接当日にいらっしゃってもいけます。

仙台には9月30日の夜に入ります。
1日は親塾。
2日は、南光台東小学校で授業が4本と先生方に講演。
3日は、仙台縁大会で、一日、作文教育、本の教育、保護者教育について語ります。
詳しくは、下記のサイトへ。

http://kokucheese.com/event/index/314181/

東北のみなさん、どこかでお目にかかりましょう。

『警視庁殺人分析班シリーズ』

Posted By on 2015年9月27日

どうも、警察小説にはまる傾向が強すぎる。
この3日間で麻見和史の警察シリーズを4冊。
400ページくらいが4冊だから、
この忙しいのに何をやってるんだと思う。

でも、かっぱえびせん状態なんだよね。

152㎝の小柄な刑事、如月塔子が主人公。
木村文乃が演じたらしいけど、ドラマは見ていない。
警察って、どこか学校と似た構図があって、
若い女の人に対する見方が
職員室と同じとこあるんだよね。
そこに惹かれるのかも知れない。

『石の繭』
『蟻の階段』
『虚空の糸』
『水晶の鼓動』

まだ一冊あるんだけど、
それを読むか、迷っている。
「仕事しろ」と言ってくれる人もいないし。

金持ちは慈善事業するな?

Posted By on 2015年9月26日

アグネス・ちゃんを脅迫したのは中学生で
「慈善事業してるくせに金持ちなのは許せなかった」
と言っているらしい。
アグネスを好きか嫌いかということは、別として、
この論理がおかしい。
「慈善事業を食い物にしている」なら分かる。
でも、昔から慈善事業するのは金持ちだったはずだ。
金持ちが慈善事業しなくなったら、どうなるか。

原理的共産主義から言うと、
金持ち自体が否定されるけどね。

ところで、僕が中堅以上の先生にときどき言うことがある。
「君はもう、お金持ちなんだよ。
 お金持ちが貧しい人に施しをしなかったら
『クリスマス・キャロル』のスクルージと一緒になる。
教師としてある程度の力を持ってきたら、若手のフォローしてこそ値打ちがある。」
こう言うと、
「僕はまだ、そんな力はありません。」
と言う。僕は、こう言う。
「欧米では、ほんのわずかでも余裕があったら
そのわずかの一部を寄付に回す。
同じだよ。
第一、いつから大金持ちになるのかは、誰にも分からないんだから。」