Posted By taga on 2019年2月5日
DVの問題について
今は殺された小5の少女のことが
話題になっている。
哀しく辛い事件ではあるが
関係者は止められた案件だと思う。
この父親は鬼畜ともいうべき男で
命だけはなんとか守ってほしかったと思う。
亡くなった子どもの無念を思う。
生きたかっただろうに。
こういう鬼畜はDVに対して自分なりの「正当な?」意見を持っている。
躾だとか。
言うことを聞かないから罰を与えたとか。
こうしないと分からないやつだとか。
パワハラと同じ構造である。
理由は関係なく、行為に目を向けなければならない。
それはさておき、
児童相談所を攻撃しているが、
児相はほんと手いっぱいだというところにも
もっと焦点を当てるべきだ。
毎日のんびりとしている閑職で
さぼっていたわけではないだろう。
案件の連絡齟齬が生じるのは、
あまりにも少ない人数で多くの案件に対応しているからということにも
焦点をあてるべきだ。
そして、どれほど多くの子どもたちが救われているかという事実を知るべきだ。
僕はDVで親から離された施設に何度か話に行っている。
親からDVを受けて話された子どもたちは、ブラックホールのようになっていて
若い職員はそれに呑みこまれて
自身もブラックに陥っていくことがある。
親から離したら、即、幸せになるというものでもないのだ。
だから、児相は何でもかんでも隔離には走らない面もある。
命は守らなければならない。当然のことだ。
だけど、無責任に攻撃だけしていても、何も進展しない。
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Posted By taga on 2019年1月31日
公立小で、3年目の若手の研究授業。
何よりも子どもたちとのやりとりがおもしろい。
見かけは体育会系だけれども
穏やかで明るい話し方に子どもたちとのコミュニケーションが成立している。
くだらない冗談で子どもたちの緊張を解こうとして失敗。
そこを笑顔の子どもたちが突っ込んでくる。
そういうムードが子ども同士の協同学習につながっている。
前日、職員室でドラえもんの物まねを練習していたというが
こういう授業に直接つながらないくだらないことを一生懸命するというのは
僕は大事だと思っている。
ダメだしするところもたくさんあるのだが
一番大事なところができているから
授業の完成度よりも
子どもは力をつけていく。
そんなものだ、授業って。
そういう点を認めると
「多賀先生はいつも僕にやさしいです。」
と言うが、
教材研究不足や考えの至らないところは指摘している。
でも、授業は子どもたちと先生、子どもたち同士の関係性が
一番なのだ。
やさしいのではなくて、認めているということだ。
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Posted By taga on 2019年1月24日
指導に行っている学校では
校長室に何人かの先生方がやってきて
いろいろなことをたずねてくる。
「この頃、子どもたちがだれてきているような気がして・・・。
どうすればいいですか。」
この時期によくある悩みだ。
「四月から考えて、子どもたちは成長していませんか?
もう少し成長させてあげたいという親心で
ついハードルを上げると失敗しますよ。」
「三学期はこれまでの子どもの成長を子どもたち自身に実感させてあげることが大切です。
それ以上伸ばしてやりたいと思うのは当たり前ですが
その愛情が子どもにとって負担になることがありますよ。
『いクラスだったねえ。』
で終わるのがいいんじゃないですか。
だいたい、三学期に急に伸びるなんて、ないですよ。」
等と話したが、
この時期によくある話。
ハードルを上げないということが3学期の基本だ。
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Posted By taga on 2019年1月21日
いじめの案件が出るたびに
僕にはふつふつと怒りが湧き上がる。
いじめに対応するには、
冷静で
加害者のことも考えて
最も良い方法を・・・
なんて、僕にはできない。
今までもできなかったし、
これからもだ。
ともかく、いじめには怒りを持ってすべし。
いじめは被害者と家族の人生をぼろぼろにするんだ。
そして、いじめた人間たちは、
のうのうとそれからの人生を楽しく謳歌する。
そういうことなんだ、いじめは。
僕はいじめの案件が起こったときに
怒らない若者にも腹が立つ。
上司の文句なら言うけれども、
いじめには沈黙しているというようなことはないのか。
ただ、怒りに流されると
恨みはかうけどね。
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Posted By taga on 2019年1月19日
『絵本を使った道徳授業の進め方』について
アマゾンの書評のところに
匿名でひどいコメントが書いてあった。
本にするということは、人に問うということだから
批判は大いにけっこう。
公に反論もできる。
しかし、匿名って卑怯だね。
「こんな先生は嫌だ!」
子どもに絵本を使った道徳の授業を薦めたら
嫌だというわけだね。
では、全国の全ての道徳の教科書に
絵本は使われているのだから、
全国の先生は全て「嫌な」先生ということかな。
「児童文学の勉強を一からやり直してください。」
どれだけ立派な学者さんか知らないが
公に批判するなら、少なくとも匿名では説得力はない。
この方がどれだけ児童文学に精通しておられるのかは知らないが、
学者ではないだろう。
「○○の本を勧めている点だけ見て、読む価値のない本と判断しました。」
ということは、読まないで書評を書くという
最低のマナーのない人間だと分かる。
そして、出た!
「そのような授業は、児童を読書嫌いにさせる悪手です。」
何のエビデンスもない、ただのいちゃもんでしかない。
匿名って、なんか英雄にでもなったような気持ちにさせるんだろうなあ。
その人がそう考えるのは勝手だ。
僕らには信念と子どもの事実とから語っているのだ。
卑怯な輩にとやかく言われる筋合いはない。
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Posted By taga on 2019年1月14日
阪神淡路大震災から24年目。
僕は風化していないし、風化させない。
あれから東北の震災があり、熊本があり、北摂が去年。
亡くなった方の数で大小を論じることに意味はない。
しかし、あのときの神戸の姿は無残だった。
阪神高速が倒れるなんて・・・。
ビルが崩れる中で
ぽつんと立っていたビル。
「ここは大丈夫だったんだね。」
と言っていてよく見たら、
一階の駐車場がぺしゃんこになり、
車の一部が見えていた。
甲南小学校には、1500人以上の方が避難して来ていた。
「おれ、12人掘り出して、助かったのは5人やった。」
「掘ったら、腕だけだった。びっくりした。」
そんな凄い話を笑いながら話す。
壮絶な体験をすると、感情が摩耗する。
1000人、2000人・・・と、
毎日人の死が報道されると、感覚がおかしくなってくるのだ。
しばらく立って、少しずつ店が開いていく。
いきつけの喫茶店に行って
「マスター、生きていたんだね。」
と言うと、黙って両手を合わせておがまれた。
町のいたるところで
「生きてたの!良かった。」
と抱き合う人たちがいた。
混沌とした中で家族以外の方の安否はなかなかつかめなかった。
人の周りにはいろいろな人たちが活きている。
「あの人も生きていたんだ良かった」という思いが町にあふれていた。
生きているということは、そういうことなんだろう。
駅の近くのお好み焼き屋さんが開店したと聞いて
そばめしを食べに行った。
オロナミンCを1ケース持って行って渡したら、
おばちゃんは泣いてくれた。
生きるって・・・。
それから24年。僕の生き方は、あれから変わった。
この数日間は、かみしめて思いを新たにする。
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Posted By taga on 2019年1月10日
新年度のスタートからボタンの掛け違いのないように、ロケットスタートを切るための準備を考えましょう。
今回は、横浜から松下崇さんに来ていただきます。
こつこつと愚直にかみしめるように積み上げてきた学級づくりの極意は、
きっと新年度のそれぞれのスタートに大きな力となってくれることでしょう。
■ 2019年4月6日【土】9時40分~16時40分
① 9時40分~10時40分 オープニング~一年を見据えた学級開きとは 多賀
② 10時50分~12時 一年間を見据えた学級開きの極意 松下
③ 13時10分~14時10分 聞く子どもに育てるには 多賀
④ 14時25分~15時40分 一年間を見据えた授業の在り方 松下
⑤ 15時50分~16時40分 「聞きたいこと、なんでも答えます」多賀 松下
■ 場所 兵庫私学会館 101号室
■ 参加費 3500円
■ 松下 崇 横浜市小学校教諭
1979年横浜市生まれ。横浜市小学校教諭。「教室に自治を!!」合言葉に,
2013年より自治的能力向上研究会を仲間と共に結成し活動。
自身も苦しみ悩む若者の一人だったが,学級づくりを中心に学び続け,
学校現場で日夜全力投球中。全国各地の学級づくりのセミナーに登壇し,
悩める教師を救っている。
著書に『自治的集団づくり入門』『学級を最高のチームにする!365日の集団づくり6年』があり,
各教育雑誌においても実践が多々掲載されている。
申し込みは、下記から
https://www.kokuchpro.com/event/42e4450681f8826f6b54db68371ac5ef/?fbclid=IwAR3a0CeQVVu1KOnk_J41hqEwsbWZjCLv7afrfRWUJt05WQcJ-Hu301Hfo_k
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Posted By taga on 2019年1月5日
仙台親塾。
2月20日です。
今回は、今の学校で言われている様々な問題や課題の概要と
そういうことに対して親としてはどうしていけば良いのか、を語ります。
■ インクルーシブ教育って何?
■ アクティブ・ラーニングって、おうちにどう影響してくるの?
■ 外国の子どもたち、日本中で増えてるよ。
■ 中学でのいじめ自殺問題。・・・親としては、何ができるのか?
■ プログラミング教育や英語の教科化って、家でもしないといけないのかな。
今、学校で起こっていること、他人ごとではありません。
一緒に考えましょう。
申し込みは下記から。
https://www.kokuchpro.com/event/9255089a5b062dea4be3e0bf72ab22ba/
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親はどう考えていくかを語ります はコメントを受け付けていません
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Posted By taga on 2019年1月4日
前の学校の仲間と久しぶりの会。
一緒に学年を持った悪乗りの3人が
ずうっと続いている。
前回は、
僕が入院した手術後にやってきて
さんざん笑かして帰った。
「傷口が痛いから、笑かすな!」
と言ってから一年。
久しぶりの話に花が咲く。
あほなことを一緒にしたなあって。
だいたい、「1,2,3、だあっ」というアントニオ猪木のフレーズを合言葉にした一年間。
会の名前も「だあっ会」。
最近の若手は馬鹿なことをしないなあと言う話。
キャンプファイアーでシンクロナイズドスイミングだとか、
武富士ダンスなどもやったなあ。
「多賀先生が変わってなくて
笑う話ばっかりするので、ほっしました。」
僕はこの人たちと話しているとギ「(笑)」がメインになる。
今日もよく笑った。
こういう仲間のいたことが
僕の力にもなる。
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昔話で盛り上がる はコメントを受け付けていません
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Posted By taga on 2018年12月31日
優れた実践家の著書を読んだり、
セミナーで話を聞いたりすると、
時々落ち込むことがある。
なぜなら、自分にはとてもできそうもない「凄いこと」をしているからだ。
あこがれや羨望はあっても
参考にもできない。
では、どうして優れた皆さんはそういう実践をできるのか?
それは、次のようなことが理由だと思う。
⑴ これまでの慣習に拠らない。
学校には独特の文化があり、それに従わなければならないような風潮がある。
「悪しき慣習」があるのだ。
多くの教師は、それに従おうとする。
葛藤する。悩みながらも、その慣習の中で模索する。
優れた実践家はそういうものをクリアしているから、
恰好よく素晴らしいものに見えてくる。
⑵ 強さがある
一人で戦える強さがないと、目を引くような優れた実践はできない。
また、しなやかな強さがないと、学校で孤立して、結局何もできない。
コミュニケーション能力が高くて周りを引き込んでいけるのも、力だ。
⑶ 何かを犠牲にできる
物事に突出するには、生活の中の何かを犠牲にしなければできない。
家族、同僚、出世、享楽・・・。
普通の人間なら、それらを全て犠牲にして突き進むことはできない。
要するに、突出する実践家には、誰でも努力したらなれるわけではない。
だから、うかつにまねをすると失敗する。
突出した方には、時代を引っ張っていく役割があるのだ。
目の前の子どもたちや現場でもがく「普通の教師」
時代の最先端を突き進めない、当たり前の教師は、
突き抜けた皆さんから学びながらも
自分の足元をしっかりと見てほしい。
目の前の子どもたち、同僚、地域の中で
自分のできることを少しずつしていく。
それを僕は「愚直」と呼んでいる。
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