ごんは小ぎつね②

| 2014年10月21日

この間、「ごんぎつね」の授業の指導をした西宮の新人の先生から メールがきた。 「ごんは子どものきつねだと思っていたのは 全員でした。」 どこでもそうだろうなあ。   特に追手門と西宮市は、東京書籍を使っている。 […]

ごんは小ぎつね

| 2014年10月20日

若手が四年生の「ごんぎつね」で人物設定をしていた。   「ごんが子どものきつねだと思うひとは?」 とたずねるとねほとんどの子どもたちが手を挙げた。 「この『小ぎつね』という字に注目してください。」 子ども「ほん […]

国語教育推薦書5

| 2014年10月13日

「読みとり指導」  白井勇 明治図書 この本は、衝撃的だった。 僕の国語の考え方を根本的に変えた。 改めて開いてみると、何重にも赤で傍線を引いている箇所がある。 「まちがいがないのにすらすら読めないのは、語句の集合化がで […]

国語教育推薦書④

| 2014年10月12日

「ものの見方・考え方 教育的認識論入門」 西郷竹彦  明治図書 文芸研の主張の根幹をなす、 「教育的認識論」について書かれた本である。 西郷竹彦さんの著書を読みあさった頃がある。 法則化批判があまりにも苛烈で、少しついて […]

国語教育推薦書③

| 2014年10月11日

ことばを豊かに 大村はまの国語教室」 大村 はま 小学館 有名な大村はまさんの著書は、どれもすばらしく、駄作がない。 僕ははまさんが現役の時を知っている。 74歳まで現役だったからだ。 この本を選んだのは、読みやすさにあ […]

国語教育推薦書②

| 2014年10月10日

「母のいのち子のいのち」 東井義雄 探求社 バイブルに近いくらいに読み込み、 親塾や各地での講演でもよく引用させていただいている本である。 兵庫県の生んだ最大の教育家であり、尾木ママなど、 いろいろな方向で活躍する教育関 […]

国語教育推薦書①

| 2014年10月9日

僕が国語教育で読んでもらいたい本は、全て絶版になっているものばかりである。 中古でないと、買えない。今時、流行らない本ばかりである。 でも、本気で国語教育をやっていこうと思う教師には、中古購入してでも読んでほしい。 表現 […]

文字文化としての文学性〔文学性⑤〕

| 2014年10月5日

映画やアニメの世界にも「文学性」は存在する。 というか、文学性のないものは、ヒットしないと言っても過言ではないだろう。 けれども、文字文化としての文学というものと、 映像文化とは、はっきりと一線を画する。 文字で表された […]

幼児期から低学年の文学体験〔文学性④〕

| 2014年10月4日

この頃の子ども達は、未分化状態(自分と他者との区別がつきにくい)である。 物語文を読んでいくときに、主人公と同化して(なり切って)読んでいく。 従って、この時期の子どもたちが物語文を読むと、 主人公が体験して感じる思いは […]

苦しいこと、悲しいこと、辛いこと〔文学性③〕

| 2014年10月3日

なぜ人は、苦しく辛い文学を読むのだろうか。 読んでいて苦しいはずなのに、どうして手に取ったり、読み続けてしまったりするのだろうか。   それは、そこに、人間の生き方(「生きざま」じゃなく)というものを見るからだ […]