親力⑭ ※ 子どもがいなくなってもいいような自分の世界を持っている 

Posted By on 2022年2月20日

※ 子どもがいなくなってもいいような自分の世界を持っている
 親が子離れできないことの要因の一つが、子どものために人生を捧げてしまうような献身の姿勢にあります。
 子どものために必死になり、自分の全てを子どものためのことにかかりきりにする。それは、一見、美しいことのように見えます。ネグレクトやDVの親から見れば、かなり素晴らしいことのように見えます。
 はたして、そうなのでしょうか。
 子どもへの力の注ぎ具合は、もちろん子どもの年齢にもよると思います。生まれてから三年間ぐらいは子どものためだけに生活する時間があってしかるべきでしょう。でも、そこから少しずつ自分の時間を持たなければいけないと思うのです。
 自分のやりたいことをする、自分の夢をかなえるために頑張る時間を持つべきなのです。そうしないと、子どもが自立したときに自分には何も残っていないということになりかねません。
「子どもの成長を見るのが、生きがいです。」
という方もおられるでしょう。でもね、そんなの当たり前のことであって、自分の遺伝子が成長していくのを見ることは至福の喜びです。
 だからといって、自分の人生を全てそのこと(子育て)だけに注ぎ込んではいけないのではないでしょうか?
 仕事でも趣味でも、自分の人生を充実させていかないと、子どもが巣立った後は、残りかすになってしまいますよ

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