親力 ⑮ 忍耐力

Posted By on 2022年2月22日

⑦ 忍耐力
 子育てには耐えなければならないときがいくつもあります。それができなくて、子どもを叱責しすぎたり、時には体罰までおこなってしまったりして、子どもとの関係を壊してしまいます。
 
※ 子どもの状態に口を出さずに待てる
 一日は24時間しかありません。多くの人は、時間に追われています。親がよく口にするのは
「いつまでもだらだらして宿題を始めようとしません。」
というような言葉です。
 もう寝なくてはならない時間を過ぎている。寝不足になったら明日が心配だ。何よりも今までだらだらしていたのが気に入らない・・・。様々なことが頭に浮かび上がってきます。
 その結果
「もう、いいかげんにしなさい。今、何時だと思っているの!」
という叱責になってしまうのです。
 これはもともと、自分の生活を自分で律していくという習慣を身に着けられなかったことによるものが大きいのです。つまり、そういうふうにだらだらする子どもに育ててしまった自分の責任でもあるのです。
 だいたい、宿題って、なんのためにやるのでしょうか?
 やらされる宿題なんて、ほとんどその子の力にはなり得ませんよ。叱られて泣きながらやった宿題で実力がつくなんてことがあるとは思えません。
 宿題は学校の先生との間で行われているものです。そもそも親が口出しすることではありません。していかなくて先生に叱られたら、それでいいんです。(となみに、僕は宿題をしてこないことを叱るのは教師していた後半、ほとんどなくなっていました)
 時間が来たら寝ることを徹底すればいいんです。そこまでに宿題をしてようがしていまいが、親の知ったことではないと割り切ってはどうでしょうか。

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