命の日

Posted By on 2011年10月25日

10月26日は、僕が命について考えを新たにする日だ。

病で亡くなった久保田幹人くんの命日。

彼の闘病を、スタートから命のつきるまで傍らで見ていたために、

この日が近づくと、命について考えてしまう。

元気なスポーツマンでも、仲間がたくさんいても、

命は続けられないことがあるのだ。

「定命」という言葉を瀬戸内寂聴さんが使っておられた。

「命」は人によって長さが決まっている。

無くなられた方のお命は、元々、そこまでだったのだという考え方。

それでご遺族が納得出来るとは思えないが、

「定命」というのは、人間のどうしようもない真実なのかも知れない。

卒業式の時、車いすの彼を前にして僕の言った言葉、

「一生懸命に生きるというのは、彼のように、文句を言わないで生きるということ」。

その言葉を自分自身に問いかけている。

「あかんなあ、幹人。このごろ僕は文句ばっかりや。

すまん。偉そうに言ってたくせになあ。」

少し、自分が恥ずかしくなり、

また、自分に鞭を入れる。

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