親力 ②

Posted By on 2022年2月7日

■ 親に権威は必要
 親が権威を持っていないと、子どもたちに舐められます。馬鹿にされてしまいます。子どもからの反発はあっていいのです。しかし、馬鹿にされてはいけません。
 怒鳴りつけたり叩いたりといったものは、権威にはつながりません。優しく穏やかでも「権威」というものは存在できるのです。
 それは、親が次のようなことを意識することなのです。
ア けじめをつける。
 親がけじめをつけることが重要です。子どもにけじめをつけさせる前に、親自身がけじめをつけることができているかどうかを考えましょう。子どもたちは親のすることをじいっと見ています。自分にけじめをつけることのできない親から
「けじめをつけなさい。」
と言われても、聞けません。説得力がありません。
 イ だらしない姿を見せない
  僕は、おふろに入る時に、娘の前で脱衣することはしませんでした。(小学校に入ってからですよ)
パンツ一枚でリビングをうろつくようなことも一切したことがありません。家庭というのはくつろげる場所ですから、ある程度までは油断してだらだらとリラックスした姿を見せるのは仕方ないと思います。でも、だらだらしているのと、だらしない姿を見せるというのとでは、違いますよね。
 子どもは成長するにつれて、親のだらしなさが気になります。だらしない親に何か深刻な相談をしようと思いますか?
 ウ 働く姿を見せる
  自分の職場に子どもを連れて行ったことはありますか?子どもたちは親の働く姿を見たことはないのかも知れません。そうすると、そこに尊敬や感謝なんて生まれませんよね。
 僕は教師という仕事だったから、家で仕事関係の本(教育書)を読んだり、プリントを作ったり教材研究したりしていました。娘はそういう姿を見ていただろうと思います。ですから、つまらないミスをおかしたり、わがまま言ったりするのをなじることはあっても、僕の仕事への姿勢は認めてくれていただろうと思うのです。
 もしもできることなら、職場に子どもを連れて行って、親の働く姿を見せましょう。パートでもいいのです。一心に働く姿を見て、何も感じない人間などいませんから。

 こうした姿を意識して見せることで、親の権威は保たれるのではないかなあと思うのです。。

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