家庭のヒドゥンカリキュラム ⑤

Posted By on 2014年3月7日

ぶれるというのは、言うことがころころと変わるということです。

 

親はときどきこれをしてしまいます。

「お母さんは、この前、友だちは大事にしろって言ってたくせに、

今度は、『あまり関わり合いになるな』って言う。」

ということを子どもは思います。

 

いつも「ていねいに書きなさい。」

と言っていておいて、あるときから突然

「さっさと書きなさい。何事も臨機応変なんだから。」

なんて言われても、子どもはついていきにくいです。

 

◆ しょっちゅう、ぶれる

何事にもぶれないのは、大事です。

ただし、「ぶれない」ことが、ただの「頑固もん」にならないようにしないといけませんが。

大人は大人の理屈で

臨機応変に子どものためを思って言っているつもりでも、

子どもにはぶれているとしか伝わらない。

親の言葉を聞かなくなります。

 

それから、兄弟が同じことをしたのに、

した子どもによっておこり方の強さが違っていたら、

これも、ぶれたことになります。

これを「縦にぶれる」といいます。

子どもは、すぐに気づくんですよ。

「ああ、お母さんは、妹にはやさしい」とかね。

人によってぶれるのも、ダメだと思います。

 

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