被災地への思い

Posted By on 2011年7月12日

東北の震災ついては、しばらく書かないようにしてきた。

いやなのではない。逃げているわけでもない。阪神大震災の経験から、現場で起きていることは、決して離れたところでは分からないと思っていたから。

人々のがんばる姿に変に感動したことを書くのも、いやだった。

そんなものではないと知っているから。

それでも、秋頃に勝手に達人セミナーを仙台でホテルを借りてしようかと仲間と言っていた。全く八巻さんにも言わずに、自分たちで全部する。公的な場所は使えないから、ホテルを使う。向こうの先生に声をかけたら、無理を重ねているのに、さらにがんばらせてしまうに決まっている。するなら、勝手にやって、無料にしてやろう。それが僕らのボランティア。

そう言っていた。

考えが変わったのは、友人が被災地に行って帰ってきたときの言葉。

「向こうのしてほしいことをしないといけない。こちらがしたいことをしにいってはいけない。」

ほんとだなと思った。

震災の後、僕の国語研究会は、甲南小学校を借りてしていた。

メンバーがうまく集まらないで、4人くらいのときもあった。

何が起こるか分からない時だったから。

いつか東北で達人セミナーはする。

それは、向こうの情勢がはっきりしてからだと思っている。

今、向こうもそういう状態だろう。

本を送ることと募金以外に、僕のできることは何か、さらに考えていく。

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Comments

2 Responses to “被災地への思い”

  1. やまかん より:

    私もやります。
    ぜひ現地スタッフで働かせてください。
    会場も何とかします。
    ぜひ…

    • taga より:

      やまかんさんへ
      スイッチを入れてしまいましたか。
      でも、八巻さんがそこまでおっしゃるなら、僕らは動きます。