集団遅刻

Posted By on 2011年7月13日

 全校朝会に遅れてきた子どもたちが、学年で22人。56人の学年だから、相当な人数だ。
 当然、その子達を集めて厳しく注意。

「こういう理由で仕方なく遅れてきたという人がいれば、先生に、今、言いなさい。」
 何人かが手を挙げる。

「○○君のお茶のことで、みんなが文句を言って○○君を責めてたから、なぐさめてた。」
「それは、遅刻してよいほどの理由にはならない。」(と言いながらも、うちのクラスの子どもたちらしいなあとは、心の中で思っていた。)

「遊んでいたボールをしまえと、僕にみんながおしつけたから。」
「それも、理由にならない。もっと早く遊ぶのをやめるべきだったね。」

 結局、大した理由はなくて、遅刻をすることがいかに良くないことかを、説いていたところ、一人の子が手を挙げて言った。

「ボクは、お茶を飲んでいたから、遅れた。」
他の子どもたちが、「えっ、それってありなの。」という顔をした。

 ありなわけが、ない。この子たちはときどき、前後のことを全く聞かないで自分のことだけを言うので、驚く。

 明日、この子が遅れないことを祈る。

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