多賀マークの教室日記

教育にかかるよしなしごとを、つれづれなるままに・・・。
「教育」というと、力の入った人か、アウトサイダー的な方かの両サイドが目立つ。
僕は、港と山にかこまれた神戸という風土で肩を張らず、妥協もせずに見つめてきた目から、今を語りたい。

好青年

Posted By on 2015年5月4日

柏餅とちまきを買いに
三ッ巴屋さんに入った。

僕のすぐ前に荷物を抱えた青年が入っていった。
「こんにちは・・・・」
とお店の方に挨拶しかけたとき、
後ろの僕の姿が目に入った。

「あっ、すみません。」
と言うなり、すっと表に出て行った。

店の人が
「急にどうしたんだろう。」
とおっしゃるので、
「僕が入ってきたから、遠慮されたんだと思いますよ。」
と言った。
僕の後にもう一人おばあさんが来たので、
彼は、ずっと入り口の脇で重そうな荷物を抱えて立っていた。

「ごめんなさいね。」
と声をかけると、にこっと笑って
「とんでもない。すみませんでした。」
と返ってきた。

とてもさわやかな気分になった。

ウソもいろいろ

Posted By on 2015年5月3日

若い先生との話。

「どうしても気になる子がいるでしょ。
注意ばかりになってしまうんじゃないかな。」

「ともかくいっつもウソをつくんですよね。
ちょっと
『なんで遅れたの』
って聞いただけでも、いろいろウソをつくんです。」

「子どもにウソをつかせてしまうことって、あるんだよ。
いろいろ問いただすと、そういう子どもって必ずウソをついてしまう。
それによって、先生は『ウソをつくな』って、よけいに腹を立てて怒ることがある。」

「そうそう。そんな感じなんです。」

「ウソにも種類があってね。
自分を守るウソは情状酌量してやってもいいんじゃないかな。
だいたい、そんなに深い意味はないことが多いんだよ。
だめなことは、『これはダメだぞ。』って、ぴしっと叱ったらいいんじゃないかな。
理由を聞くと、その子を追い込んでしまうよ。」

学ぶということ

Posted By on 2015年5月2日

「先行研究からは学ばないという『学び方』がある。」
そう豪語したカリスマ教師がいる。
よほど自信があるのだろう。
自らの不勉強を哲学だと言い切るのだから。

別に僕と直接関係ないから
その方がどういう考えを持とうが、かまわないことなんだけれど・・・。
カリスマ教師だから、若手に影響を与えてしまう。
そこが心配。
理論なき信奉は、宗教と同じ。

本を読んだからといって、
それが最高の学びになるかは、分からない。
確かにそうだ。
「お前は〇〇先生の本も読んだことないのか」
等という言葉も不毛だ。
そんなこと言う人は、きっと××先生や△△先生の本を読んだことはないだろう。
たくさん読んでも一向に賢くならない僕のような人間もいる。

全部の先行研究なんてたどれない。
でもね、本を読んで学んだという事実は、ウソをつかないよ。
後ろに本の事実のない人間の書いたものは
おそらく本人は気づけないだろうが
薄っぺらい。

凄く勉強してきた連中と飲んでいる時、
彼らが舌鋒鋭く
「・・・先生の書くものは、####だなあ。」
と批判するのを聞きながら
僕もいつか彼らにこう言われるのではないかと怖くなる。
でも、それが、今も学び続ける原動力にもなっている。

給料分の仕事

Posted By on 2015年5月1日

若手にも中堅にも
「給料分の仕事をしなさい。」
と言っている。

若手は、給料が安いんだから
何かできていなくても問題ない。
足りない分は、たくさん給料をもらっているベテランがフォローする。

若手は自分のことだけできていたら、充分。
その程度しか給料をもらっていないんだから。
ベテランはその若手を育てることも、給料のうち。
若手を育てる思いのない教師は、
給料を一部返却せよ。
とまで、僕は思っている。

「教室の『あの子』を考えるシンポジウム」  グレーゾーンの子どもたちを読み解く ②

Posted By on 2015年4月30日

「教室の『あの子』を考えるシンポジウム」
 グレーゾーンの子どもたちを読み解く ②
昨年も催したこの会。「グレーゾーン」と言われる子どもたちが教室に増えて、AD/HD、自閉スペクトラム障害等と言われる子どもたちをどうとらえていけばよいのかという視点で開きます。昨年度は、深いところまで踏み込めなかった反省から、今回は、通常学級の窓からの提案を多賀と桔梗の二人が行い、それを受けて特別支援の窓から青山新吾が切り込んでいくという形で、もうひと押し、実のある会にしたいと思います。
昨年に引き続き、「支援介助法」を考案しておられる廣木道心さんにもご参加いただいて、パニックになった子どもへの対処法を実技として指導頂きます。今回はまさしく実際に子どもを傷つけず自分も傷つけないための方法を伝授して頂きます。教師も保護者の方も一緒に、子どもたちのために何かを考えていきませんか。
日 時  2015年6月13日(土)10時00分~16時50分 [9時40分 開場]
場 所  三宮コンベンションセンター 
〒651-0084 神戸市中央区磯辺通2-2-10 ワンノットトレーズビル5F
                           078-291-5025
アクセス◎ JR・阪神・阪急・地下鉄三宮より徒歩12分
時間帯9時40分開場 10時00分 開会    
10時00分~10時50分 多賀一郎  「グレーゾーンの子どもたちを読み解く ②」
11時00分~11時50分 
青山新吾 VS 多賀一郎  コーディネイト 桔梗 友行
「これでいいのか、子どもの読み解き」
13時00分~13時50分 桔梗 友行 「授業の中で『あの子』を見る」
14時00分~14時50分 
青山新吾 VS桔梗 友行  コーディネイト 多賀一郎
「授業での可能性をさぐる」
15時00分~16時30分 廣木道心 「パニックに対応する具体的な方法」
 なお、動きやすい服装でご参加下さい。ドレス厳禁です。
16時30分~16時50分 
青山新吾 コーディネイト「道心さんに、ここが聞きたい」
参加費  2,000円 事前に下記の通りお申し込みの上、当日受付にてお支払下さい。
参 加  定員40名  
■ 懇親会 近くで   費用は、4000円程度 定員 20名
申し込みはこちらから。
http://kokucheese.com/event/index/270406/

親塾IN仙台 ④

Posted By on 2015年4月29日

7月2日に、仙台で「親塾 4」が決定。
まだ、案内はできていませんが、
今のところ、僕に直接お伝え下されば受け付けます。

◆ 場所・・・東京エレクトロンホール

◆ 10時15分~11時45分

◆ 内容「子どものやる気を考える」
子どものやる気はどんなときに生まれるのか?
親ががんばって子どものやる気を奪ってしまうことをしていませんか?
やる気について、子どもの側から考えてみましょう。

◆ 参加費 2000円

中村健一さんとの楽しいセミナー

Posted By on 2015年4月28日

恒例の、二人会です。
学級が崩壊する山場は、6月、11月、2月と言われます。
最初の山場の6月を目前にして、今できることを考えます。みなさんの学級、大丈夫ですか。
ちょっと振り返ってみましょう。クラスをアップするネタもたくさん提供します。
そして、何よりも教師には山場をのりきるパワーが必要です。この会に参加した先生方には、いつも元気を注入できていると確信しています。
6月の山場をのりきるために、ぜひどうぞ。

日 時  2015年5月23日(土)13時20分~16時50分 [13時10分 開場]

場 所  東灘区民センター
〒658-0052 東灘区住吉東町5丁目1-16   078-822-833
アクセス  JR住吉駅下車 すぐ
      六甲ライナー住吉駅からも、すぐ
   13時 10分 開会     
一時間目 13時20分~14時05分
中村 健一 講座 「学級ネタの真髄」
2時間目 14時15分~15時00分 
 多賀 一郎 講座  「学級づくりをチェックする」
3時間目 15時10分~15時55分 
中村 健一 講座 「授業ネタの真髄」
4時間目 16時00分~16時45分 
多賀一郎講座 「めずらしく国語ネタを」
 費 用  3,000円 
参 加  定員30名  教員や教員を目指す方々、広く教育に関心をお持ちの皆様の参加をお待ちします。
※ 懇親会は、特に設定していませんが、近くで軽く時間のある方だけ。

人生いろいろ

Posted By on 2015年4月27日

昨日は、これから教師になろうとする人たちの悩みを聞いていた。
挫折はこたえるんだけど、
のり越えてほしい。
挫折のあった人間の方が、人には優しくできる。

僕なんか、挫折だらけ。
大学入試も二回失敗してるし、
教員採用試験も2回落ちている。
自動車学校でも全部の段階で検定に落ちている。笑笑。

僕を支えてきた言葉がある。
高校の陸上部の友人が、二浪していた僕にくれた言葉。
「多賀、人生はバラ色だけじゃないんやで。
灰色だって人生や。」

しんどいときに、いつも僕のそばにいた言葉。
いろいろな色があるから豊かな人生になると、
若い二人にも話した。

大阪私小連での無茶ぶり

Posted By on 2015年4月26日

昨年に続き、
大阪私小連の新任研で2時間話をさせて頂いた。
引き続いての懇親会で、追手門の校長の無茶ぶり。

「一人ずつ、前に出て、感想とこれからしたいことを一つ、そして、多賀先生への質問を出して下さい。」
聞いてないよー。
Q&Aするんなら、のんびり食事できない。
まあ、昔からお互いに無茶ぶりの応酬だったから、文句は言えないけど・・・。
で、新任からの質問は、次の12項目。

① 図工の活動の時に、子どもたちが一つ一つ聴きに来て、授業が進まないのですが・・・。
② 英語のTTで、有効に授業ができる方法は?
③ 読み聞かせのオススメの本は?
④ 国語の授業で、子どもが伸びやすい発問の仕方は?
⑤ 先生になって良かったなあと思った瞬間は?
⑥ 低学年で子どもが次々と「・・・君が××した」とか言いに来ることへの対応。
⑦ 授業中のおしゃべりへの対応
⑧ 国語の授業で一番楽しかったものは?
⑨ 興味を持ってもらえる面白い授業の作り方
⑩ 座右の銘
⑪ 保護者からおしかりを頂いた後の対応
⑫ 参観日に算数の「円と球」の授業をどうしたらいいか。

それぞれの思いがかいま見れる質問だった。
もちろん、全部に答えたけど、
さすがに校長も無茶ぶりをほんのちょっただけ反省してくれた。

教師教育3年目

Posted By on 2015年4月25日

追手門でメンターとして若手の指導に携わらせて頂いて
3年目になる。
3年続けて担当している先生達には、
関係性の上においてのアドバイスができる。

先生の個性とキャパを考えつつも、
教えることよりも、考えさせることが主になっていっている。
自分のやり方を活かす道は自分で作るしかない。

公立の初任指導って、1年しかないんだけど、
そんなもので何ができるんだろうか。
そう思ってしまう。
3年やっていても、次の課題が僕にも先生達にも見えてくる。

僕も同時に学ばせていただいているなあ
と思うこの頃。