子どもの個性

Posted By on 2023年11月5日

 みなさんは、自分の個性はこういうものだとはっきり言えますか?
もし言えたとしても、それって正しいんでしょうかねえ。
 だいたい、自分で「私はこんな人間です。」という人がその通りの人だったなんて、めったにお目にかかったことありませんよ。
 僕も、自分ではいいかげんで大雑把な人間だと思っているんです。
でも、保護者の方は、
「多賀先生は細かい。几帳面だ。」
とおっしゃいます。
 個性は人が評価するものでもあるんですね。本当のところは分かりません。

 さて、個性は、特性であって、良いことでも悪いことでもありません。
見方一つで行為の意味は変わるんです。
 例えば、「細かいことにこだわりすぎて、しつこい」という子どもがいたとします。
この見方は、マイナスの捉え方ですよね。
その見方を変えると、「粘り強くて、研究熱心だ」ということになりませんか?
「無神経で鈍感だ」という見方はマイナスですが、この見方を変えたら、
「細かいことを気にしない、おおらかな性格だ。」
と、プラスに転じませんか?
 個性は、プラスの方向から光を当てることで、輝くんですよ。その子がプラス方向へ伸びていくのです。

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