内容関与的動機付け②

Posted By on 2023年10月7日

さらに、内容関与的動機付けの話をしましょう。
学習で言いますと、
「どうしてその学習をしなければならないのか」
ということを納得させていくということが大切なのです。
特に思春期になって、人間としてのプライドが高くなってくるときにこそ、
「勉強しなさい」の一言ではなく、
「この勉強に、どういう意味があるのか」
「なぜあなたは勉強しなければならないのか」
という話をして、子どもを納得させないといけません。
 納得させられないままに、
最後は「やりなさい」と強く言って、外発的動機付けを繰り返してきて、
「うちの子は、なんでやる気がないんでしょうか」
とか、
「子どものやる気がないから、私ががんばってさせないといけないんです。」
とか言うのは、自分で子どもの気持ちをつぶしながら、その結果を子どものせいにしているという、
矛盾したことをしているんですよ。

 では、たずねてみます。
子どもに「どうして勉強しないといけないの?」と聞かれたら、みなさんは、いったいなんと答えますか?答えをお持ちですか?

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