親力23 体調管理能力

Posted By on 2022年3月3日

※ 体調管理力
 心と身体の体調がいいと、子どもは健やかに育ちます。いろんな訓示や説教を垂れるよりも、子どもの心身の体調を管理することの方が大切です。
 「管理」という言葉には、何か強制的なニュアンスがあります。しかし、強制的に管理してしまうと、心身の健康は、かえって損なってしまいます。そういう管理の仕方ではなく、生活のリズムを作れるような管理の仕方が必要です。
 さらに、毎日、子どもの表情をよく観察することです。
 日々、学校から帰ってきた時とか、食事の時とかの定点観測(時間と場所を決めて、同じように観察すること)をするのです。日々、定点観測をしていると、心身のほんのちょっとした違いにも目を向けることができます。
 たまに、思い付いた時だけ子どものことをよく見ても、分かるものではありません。何年にもわたって日々見続けているからこそ、分かることがあるというものです。
 体調が悪い時には、どうしますか? まずは、休養、保温、栄養の三点を確保します。この三つが落ち着いた状態であれば、薬は必要ではありませんし、医者にかかったり薬を飲んだりした時にも、この三点セットは大事になります。
 親は、この三点セットを考えて子どもに示していかねばならないと思います。

 さらに、心の調子が悪いと気づいたら、手を打たなければなりません。これは学年や子どもの成長に応じて変えていくべきでしょう。
 子どもの心がしんどくなったときに、親に言えるような関係を日ごろから作っておかなければ、対応しきれませんね。
「親に行っても仕方ない。」
とか、
「どうせ文句や小言を言われるだけだろう。」
等と思われていたら、子どもが本音を打ち明けてくれることなど、あるはずがないですね。

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