良寛と貞心尼

Posted By on 2016年10月26日

良寛と貞心尼は言葉で恋を紡いでいく。
言の葉は人の思いを深める。

「秋萩の
花咲く頃を待ち遠み
夏草分けて
またも気にけり
    貞心尼」
御かへし
「秋萩の
咲くを遠みと夏草の
露をわけわけ
訪ひし君はも
    良寛」
肉体を中心としたつながりは脆い。
言葉を紡ぎ合うことにより
精神をつなげていくということだ。
言葉は二人だけの世界を創っていく。

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