個人懇談の目的は

Posted By on 2011年7月2日

懇談の目的って何だろう。

学校での様子をおうちの方に伝えること?
おうちの様子を聴くこと?

それらは、目的ではない。
懇談の明くる日から、子どもたちが前を向いて気持ちよく進んでいけること。僕には、それが一番のめあてである。

昔からそうしていたとは言えない。
自分の言いたいことを言いっぱなして、悦に入っていたときもある。今考えると、申し訳ない限りである。

今は、ある程度時間内で話ができるようになってきたが、10年くらい前までは、僕の懇談は長いので有名だった。田久保先生と一緒に担任したときから、だんだんと長くてもいいと考えるようになって、ひどいときは、3時半からスタートして、20人目が終わるときは、9時過ぎ、なんて時もあった。
携帯が普及していない頃だったから、ほんとにみなさんにご迷惑をかけたと思う。

何を話していたかというと、ほとんど聴いていたばかりの状態だった。

聴き方が未熟だったから、時間がかかったのかも知れない。いずれにしても、あまりにもご迷惑と思って、最近は、長くならないように心がけてはいる。
しかし、本音は、話すべきときには、時間がかかっても仕方がないと思っている。

懇談の成果は、次の日、子どもたちが笑顔で前向きかどうかで、判断される。

ただし、いろんな方がいらっしゃるので、いつも懇談で良い風が吹くとは限らない。子どものために話し合おうという姿勢ではなくて、ご自分の主張や文句だけの方もいらっしゃる。残念だが、話し合えない相手とは、距離を置かざるをえない。

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