誠実であること

Posted By on 2016年6月5日

「誠実」、「誠実」と口にすることは
あざとく、わざとらしい感じがする。
しかし、僕は今の立場になり、
フラットに全ての方とつきあえるからこそ、
誠実でない方とは一緒に何もしたくない。
僕のわがままかも知れないが
今更、不誠実な方は、もういい。

僕に対してだけでなく
いろんな人に対する不誠実さに嫌気がさした。
だから、仕事を一緒にはしない。

なぜか本が売れるものだから、
他人の力を使って本を出し続ける。
自分には何も実践がない。
一回教えたことを「実践だ」と言い切る。
実践って、そんなに軽いものではない。
担任したこともない学年のことを平気で執筆する。
しばらく愚直に実践を積み重ねなさいとアドバイスしても、
「はい、そうします。」
と言って、全く違うことをする。
私的なセミナーは、善意の講師に頼んで
費用を抑えて仕事させる。
「若手のために」というきれいな言葉に
まともな教師達は弱い。
そのくせ、若手には偉そうにして、権威をふりかざす。
こういうのを不誠実という。

若い先生達に悪影響が出ないようにしないといけない。
若手は本が出版できるというエサにつられてしまうから。
健全であるべき野心が、不健全になっていく。

我々は子どもに対して教育をしている。
本を出すために教育しているわけではない。

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