桂米朝の功績

Posted By on 2015年3月23日

落語なんか誰も聞かない。
関西の落語は崩壊状態。
僕が子どもの頃は、そういう感じだった。

松竹新喜劇の藤山寛美の全盛期。
ダイラケの漫才ブーム。
上方落語は衰退期だった。

そのときに、もう「米朝」だった。
米朝はダントツのパワーがあった。
その後、四天王と共に、落語を再興した。

僕は、個性的な弟子を排出した功績が一番大きいと思う。
傑出したスターの下では、なかなか人は育たないものだ。
米朝は、違った。

枝雀が最高だけど、
僕はこの一門の落語にたくさん教わってきた。
今、自分の語りにユーモアやペーソスがあるとしたら、
それは、落語の影響かも知れない。

いろんなことを思う。
合掌。
母と同い年だったんだなあ。

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