マイペースの子ども-教室の「あの子」⑪-

Posted By on 2015年1月7日

学校生活は、時間との戦い。
時間通りにものごとを収められるように指導していく場所。
それに馴染めた子どもは、学校生活が楽しくなり、
馴染まない子どもは、苦痛になっていく。
そして、周りの子どもたちもそのマイペースの子どもに対して
腹を立てることが多くなっていく。
攻撃のターゲットになりがちなのだ。
「みんなに迷惑かけているんだから・・・」
という言葉で、その子の人格を否定してしまう。
こういう言い方は避けたいものだ。

この言葉は、マイペースの子どもたちを全否定する言葉じゃないかと、僕は思う。
どんなときでも、みんなの方が、マジョリティの方が尊い
なんてことは、僕にはあり得ない。
「早くしなさい」という言葉がなぜ通じないかと考えると、
早くするということが、具体的にはどういうことなのか、
頭でイメージできないのかも知れない。
そういう子どもには、「こうすると、早く出来るんだよ。」
と、一緒にくり返し教えてあげることじゃないかなあ。

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