メディア・リテラシー

Posted By on 2014年12月5日

メディア・リテラシーが必要なのは、子ども達だけではない。

 

「今の先生たちは、昔の先生の数倍の速さと量の情報を簡単に手に入れられるから

とても我々がおよばないような、凄い実践ができるだろう。」

という声を聞くときがある。

そうかも知れないと思うこともないではないが、

でも、情報をたくさん手に入れても、全く意味のない若手もいる。

情報を手に入れることが目的化している人たちだ。

 

豚肉を食べたらブタ鼻になるわけではない。

マグロを食べたら、凄いスピードで泳ぎ回れるわけでもない。

かしわを食べても羽は生えてこない。

全て、体の中で消化されて、自分の血肉に変わっていくのだ。

 

それと同じで、手に入れた情報は、

自分の中で取捨選択されて必要なものだけが取り入れられ

自分の実践として形を持ったときに

初めて意味を成す。

それがメディア・リテラシーの根本ではないだろうか。

やみくもにありとあらゆる情報を全て吸収しようとするのは、いかがなものかなあ。

 

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