きょうの一冊 【36】

Posted By on 2014年4月24日

「もぐらとずぼん」

エドアルド・ペチシカ

ズネック・ミレル

デイズニーのアニメのような挿絵で、

子どもたちの親しみやすい絵本です。

ポケットのついたズボンがどうしても手に入れたいもぐらくん。

しかし、どうやって作ったらいいかわかりません。

いろいろな動物や虫、植物たちに聞いて回ります。

なんどもうまくいかなくて、困ったり、泣いたり・・。

でも、そのたびにいろいろな動物たちに助けられるのです。

どうしてそんなに難しいかというと、

繊維を植物からとるということから始めるからなのです。

コウノトリに繊維をくだいてもらい、

ハリネズミの背中ですいて、

こけもも(例のブルーベリーですね)に青く染めてもらって・・・・。

こがねむしの合図に合わせてアリたちもがんばります。

たくさんの生き物の力を借りて、

ひとつのものが作り出されることを、

子どもたちは、楽しく学んでいきます。

チェコスロバキアで生まれた素敵な絵本です。

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