家庭のヒドゥンカリキュラム ③

Posted By on 2014年3月5日

「今日は、少し冷えるね。

君は感じないかも知れないけど」

(少しぽっちゃりとした方への皮肉)

 

このようなことを家族になら、言ってしまって、いいんでしょうか?

笑いに変えてくれたら、いいですよ。でも、なかなかそうはいきませんよ。

皮肉や嫌味って、ケンカしにくいんですよ。

いやーーな思いだけが、心に残るんです。

子どもが、テスト前なのに、なかなか勉強しようとしない。

関係のない雑誌なんか読んでいるとします。

みなさんなら、どうおっしゃいますか?

「余裕あるね」

なんて皮肉を言ったら、思春期なら怒り出すだろうし、

下の学年なら、後味の悪さが残ります。

こういう言い方は、子どものやる気を完全に奪ってしまいます。

「そんなこと言っても、先生、じゃあ、しなくても黙って見ているんですか。」

という方がいらっしゃる。

そういうことじゃなくて、真っ直ぐにメッセージを伝えなさい、ということなんですよ。

皮肉や嫌味を言われた子どもが

「ようし。そんなこと言うんだったら、がんばってやるぞ!」

なんて発奮することは、ほとんどありません。

 

About The Author

Comments

Comments are closed.