きょうの一冊 【27】

Posted By on 2014年3月16日

「ロッタちゃんのひっこし」

「小さいロッタちゃん」

「ロッタちゃんの自転車」

リンドグレーン

「長靴下のピッピ」であまりにも有名なリンドグレーンの幼年童話を

絵本化したものです。

ロッタちゃんは、お母さんの言うことが気に入りません。

「大人はいつだって勝手なことを言う。」のです。

ロッタちゃんの心は、読み手の子どもたちそのものです。

「そうそう、そうだよ、ロッタちゃん。いっしょだね。」

そんなことを心の中で言いながら、

子どもたちは、読んでいるのかも知れませんね。

そして、とうとうロッタちゃんは、

引っ越し(家出)することに決めました。

引っ越し先は、隣のおばあちゃんのところ。

大人から見たら、ばかばかしいことですが、

子どもたちは、真剣そのもののロッタちゃんに同化してしまいます。

矛盾にぶつかったら、ロッタちゃんと同じように悩んで

、また自分勝手な方法を見つけていくのです。

なんて楽しいのでしょう。

リンドグレーンは、そんな子どもの心の代弁者です。

 

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