保護責任者遺棄罪・不保護罪

Posted By on 2011年8月10日

保護責任者遺棄罪・不保護罪(刑法218条)

老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、三月以上五年以下の懲役に処する。死傷の結果が生じた場合、結果的加重犯になり、219条によって処理されるが、結果に故意がある場合は、行為の態様によっては不作為による殺人罪または傷害罪が成立することもある。

 

2歳の子どもに食事を与えずに餓死させた事件。

何度もこういうことが繰り返される。

子どもは、大人の持ち物ではない。

 

極刑に値すると思うんだけど、

それだけでは何も解決しない。

 

親の教育ということについて、強権的に考える時代なのかなあ。

 

パチンコ屋の駐車場の熱中症事件も含めて。

 

子どもの生きる権利は、誰が守るべきなのか。

 

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Comments

4 Responses to “保護責任者遺棄罪・不保護罪”

  1. こんどう より:

    パチンコ屋さんの駐車場の事件、
    よくニュースで聞きますが、
    置き去りにした時に、エンジン付けて、クーラー付けてたりしてるんですよねきっと。
    でも、そこの所の報道ってあんまりしないから、
    クーラー付けてたら、大丈夫って思う人、結構いるんじゃないのかなぁって思うんです、もっと状況を伝えるべき。
    でも、クーラー付けてても、何時間も放っておくって、普通の神経だとしないと思うのですが、近頃の親は慈愛というものが薄い人が多くて、自分の趣味とかしたい事を優先する人が多いです。
    犠牲って言葉好きじゃないけど、ある程度犠牲は覚悟で子育てってするものかなと思うのですが。
    そんな事言ってたら、出生率がどんどん下がるかな。

  2. マツシタ より:

    こんばんは。横浜のマツシタです。
    お久しぶりです。同じことを考えていたので買い込ませてもらいます。

    そういったニュースを見る度に、ため息がでるし、胸が締め付けられる思いがしますよね。児童相談所も守れない、警察も守れない、地域も守れないとなると後は学校?と最近、思っています。でも未就学児だとそれも難しい・・・。誰かがガツンと怒ってあげないといけないとは思います。怒っても変わらないのかも知れないけれど。

    越権行為かも知れませんが、子どもたちに親ってなんだ、子育てってなんだと語ってしまいたくなる事件ですよね。今、第2子出産に向けて娘と二人きりで生活しているのでついつい書き込んでしまいました。
    まとまっていませんが・・・。

  3. アクア より:

    子供の事件を聞く度に、頭が変になりそうなショックがあります(心が壊れる、とか、胸が痛い、とかいうのかもしれませんが、私の場合は・・)。ありえない!と思いながらも、最近は自分のことも振り返ってしまいます。子供の生死に関わること以外でも 自分の子育ての中にも 虐待とよばれてもおかしくないことはある気がします。
    例えば、今 子供に食べさせないで餓死させるような残酷な虐待は、ニュースになりますが 将来を考えると食べるのに困るような子育ても、また無責任なことで わずかに虐待に近いことかと 気づいて。
    私の反省は 子供がきちんとした生活リズムを送れるように管理できなくて やはり 私のようなだらしないリズムが 子供の習慣に悪影響を及ぼしたこと。
    今も困っているし 将来困ります。将来きちんとした社会人になれるよう育てる義務があるのに、躾を怠っていました。
    覚悟を決めて、諦めないで 気づけた今から 軌道修正していきます。
    すみません 変なコメントで。

  4. taga より:

    みなさんがコメントして下さったので、驚きました。
    この問題についての関心の高さを感じます。

    ◎ アクアさんへ
    しつけと虐待は紙一重のようなところがあって、問題なのは、どちらも愛情があるということです。
    本当の愛情かどうか、という議論は不毛。
    大事なのは、そこに落ち着いた考えがあるかどうか。
    誰でもかっとするし、子どもへの思いや願いが強くなると、言葉や態度の過ぎるときがあります。
    教師も親も一緒です。
    「ともに歩んでいる。ともに成長している。」
    という心がないと、しんどくなりますね。

    ◎ 松下さんへ
    久しぶり。
    腹が立つし、なんとかならないかと思いますね。
    児童相談所の対応を責める人がいるのは、違うと思います。
    社会が子どもを守れなくなっているのだと思います。

    ◎ こんどうさんへ
    ぼくは「教育の力」だと思っています。
    ちゃんと考えることのできる親を育てていくことですね。