懐かしいなあ

Posted By on 2013年11月17日

5年生のあるクラスの劇を参観した。

なんと懐かしい。

「少年裁判官」ではないか。

油壺を預けていって、7年行方不明だった友人が帰ってきたら、

壺の中に入れておいた金貨を友人にとられていたので、裁判になり、

少年裁判官が名裁きをするというお話。

 

なんと懐かしい。

思い出した。

中学3年のときに「生徒会有志劇」なるものがあり、

各クラスの代表が3学年21クラスから一人ずつ集まった。

「有志」のはずなのに、ほとんど勝手に投票で選ばれた。

集まったメンバーは、各クラスの人気者と言えば聞こえはよいが

いわゆる「おもろい奴」「目立つ奴」ばかりが選ばれてきた。

なぜか、僕も入っていた。

悲しいことに、集まったメンバーのほとんどが、

男子バレーボールクラブの部員たち。

バレー部って、そういう奴の集まりだったんだよね。

 

それで、なんとなく適当に練習をして、

本番を迎えた。

その日は、最初から、いつもと違っていた。

笑う場面など全くないのに、

観客の生徒や保護者がげらげら笑っていた。

何事かと、舞台のそでからのぞいたら、

舞台上では、バレー部の連中が

練習では全くなかったアドリブを連発していた。

「はいはい、お母さん、お土産、お土産。」

「いやーん、いやーん。縦縦、横横、丸かいてチョン」

等と、当時のギャグが飛び出してくる。

感動的なドラマが、大爆笑の新喜劇に変わってしまった。

 

ラストシーンは、全員で少年裁判官役の

バレーボール部1年生エム君を胴上げして幕が下りていくのだが、

幕の下りる手前で胴上げ外しをして落とし(ちゃんと頭は持っていた)

そのまま舞台から観客席へ蹴りだして

また大爆笑。

 

先生たちから大目玉をくらった。

僕は、落としただけ。兵隊の役だったから。

前日のクラブのときに、みんな集まって、

やりたくもない劇をさせられることについて、

ぶつぶつ文句を言っていたことは言っていたんだけど・・・。

 

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