きょうの一冊 【15】

Posted By on 2014年1月10日

「ともだちや」

内田 麟太郎

ともだちのいないきつねが「ともだちや」という商売を始めます。

しかし、なかなかうまく友だちになれません。

相手に合わせて友だちのふりをしても、うまくいきませんね。

ところが、おおかみさんのところへいったきつねは、

そこで、とても大切なものを得るのです。
僕はこのシリーズの「ともだちくるかな」と「ともだちひきとりや」が好きです。

「ともだちくるかな」はおおかみときつねの掛け合いが絶妙です。

ケーキをかぶったきつねの驚いた顔は、なんともいえずかわいくてほほえましいですね。

「ともだちひきとりや」は、イノシシたちの仲直りのためにきつねとおおかみが始めた商売です。

この2匹は、本当にやさしくて、しかもユーモラスなのです。

どの本も楽しくて、今の子どもにぴったりのシリーズです。

洋画家降矢ななさんの絵が、とてもいいセンスです。

 

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