きょうの一冊 【13】
Posted By taga on 2013年12月30日
「小さいおうち」
バージニア・リー・バートン
半世紀近く愛され続けるロングセラー絵本です。
古典と読んでもいいのですが、
いつまでも子どもの心をとらえ続ける作品です。
静かな田舎の丘に建つ一軒の小さいおうちが主人公で、
”小さいおうち”の周りは年が経つにつれ大きなビルが出来たり、
道路が作られたりとどんどん都市化が進行・・・。
というと、まるで現代の環境破壊の様相みたいですね。
けっこう難しいテーマなのに、
子どもたちは一生懸命聞いてくれます。
それは、この絵本の挿絵の美しさにひかれているのかも知れません。
なんとなくほのぼのとした暖かみが感じられるのも、
子どもを引きつけるところだと思います。
バートンには、もう一つ有名な「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」があります。
逃げ出した機関車が走るスピード感を白黒の絵で表現しています。
これもけっこう長いのですが、
子どもたちは、最後まで楽しんで聞いてくれます。
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