きょうの一冊 【6】  

Posted By on 2013年11月13日

「げんきなマドレーヌ」

「マドレーヌと犬」ほか

ベーメルマンス

「パリのつたのからんだ、あるふるいやしきに・・・」

のフレーズで始まる、有名な話。

ゆったりと間を開けて読んであげましょう。

子どもは、マドレーヌになりきって読んでいきます。

マドレーヌは、やんちゃな女の子。

いたずらで、大人に迷惑かけて、でも、とってもやさしい。

・・・まさしく今時の子どもたちそのままですね。

昔は、小公女セーラのような完璧な「いい子」が理想でした。

今の子どもたちは、お利口さんにはなりきれません。

そんな「いい子」はちょっと変だぞ、

と心の奥底で分かっています。

でも、マドレーヌは自分たちと同じ「やんちゃっこ」。

安心して彼女になりきって読んでいきます。

そして、やんちゃと同時に、

彼女の持つ優しさと、それを大切に見守る大人達の優しさも体験していくのです。

このシリーズは何冊もでています。

続けて読んであげるのも楽しみ方の一つでしょう。

僕は、「マドレーヌと犬」が一番好きです。

 

About The Author

Comments

Comments are closed.