きょうの一冊 【3】  

Posted By on 2013年11月4日

「さるのせんせいとへびのかんごふさん」

「へびのせんせいとさるのかんごふさん」

穂高 順也
文句なしに楽しい絵本です。

子どもたちに読み聞かせしてあげると、げらげら大笑いです。

何回も笑ってから、自分でも読んで、また笑います。

一年生の子どもたちは、

ナンセンス(意味のないこと)が大好きです。

あんまりしゃれのきいたことは分かりません。

深い意味のあることも、なかなか分からないのです。

ところが、意味なんてあんまりないことでも、

言葉のひびきがおもしろければ、楽しむことができます。

例えば「がぎぐげごりら」とか「ぽんぽこぴろーん」などと言うと、

どっと笑うのです。

この絵本はへびの看護婦さんの変化がユニークで、

子どもたちはおかしくてたまらなくなります。

現実にはあり得ない世界を楽しんでいくのです。

「絵本って、おもしろいね。」

そういう体験をさせることが、

本の世界へ子どもたちを誘っていくことにつながるでしょう。

 

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