きょうの一冊 【1】 

Posted By on 2013年11月2日

少しずつ絵本の紹介をしていきたいと思います。

まずはエッツの作品から

 

「わたしとあそんで」

 

主人公の女の子は、動物たちと遊びたくて「わたしとあそんで」と声をかけるのですが、

みんな逃げていってしまいます。

仕方がないのでじっとしていたら、

少しずつ動物たちが近づいてきます。

そして、最後はたくさんの仲間に囲まれて幸せを感じるのです。

子どもたちの生活にも、これと似たところがあります。

もともと子どもは、ちょっかいをかけるようにして友だちとの関係を作っていこうとします。

大人のように、握手や挨拶から始まりません。

昔の子どもたちはそれだけでうまく人間関係を作っていけたのですが、

今の子どもはそうしたことが下手ですね。

相手にかけた言葉や態度がうまくいかなくて、

友だちができにくいと感じたりするのです。

そんなとき、この絵本はさりげなく人とのつきあい方を教えてくれるのです。

子どもの心の流れにぴったりと合っているから、

子どもたちはこの本が大好きです。

 

 

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