水木しげるさんとぼく

Posted By on 2011年8月19日

小さい頃から、水木しげるファン。

ゲゲゲの鬼太郎なんて、「墓場の鬼太郎」として「ガロ」(だったと思うが)に初登場したときから知っている。

テレビでは、「悪魔くん」の実写版の時代。

NHKの朝ドラの世界は、ぼくのリアルタイムと重なる。

ぼくの近くでも、友達のお母さんが貸本屋さんをしていた。

そこで借りて読んだのが「ガロ」などの本たち。

 

今でも、たくさん漫画を持っている。

 

水木さんの漫画は、とても絵画的だ。

幽玄の世界を表現しているところなどを、よく見てほしい。

山水画やドガなどの世界を表している。

 

ちょっと面白いのは、

「あの世の事典」。

マレーシアの世界観から始まって、ダンテの「神曲」まで、

世界中の「あの世」に対する考え方を書いている。

 

「ふるさとの妖怪」もおもしろい。

自分たちのふるさとの伝承も出てくるかも知れない。

ぼくは、水木しげるさんを怪奇作家だとは思っていない。

強いて言うなら、柳田国男の漫画版とでも言う方があたりである。

 

もう一度言うが、

水木さんの漫画は、特に背景をよく見てほしい。

実に細かい描写をしている。

 

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