親塾28、29で紹介した本たち
Posted By taga on 2013年9月29日
親塾では、毎回、テーマと関係有る無しに関わらず
何冊かの本を読む。
絵本も必ず入れるようにしている。
№28
※ 長谷川集平の絵本、三冊
「はせがわくんきらいや」
「れおくんのへんな顔」
「およぐ人」
長谷川集平さんは、僕と同い年。
昭和三十年〔1955年〕生まれ。
僕が九月生まれで、長谷川さんは、数か月前に生まれている。
実は、この数か月の差というものは、
僕らにとって、大変大きな差になるのだ。
それは、その間に森永ヒ素ミルク中毒事件が起こって
乳児が亡くなったり、病気になったりしたからだ。
僕が生まれたときは、だれも粉ミルクを赤ちゃんに飲ませなくなっていた。
長谷川さんは、数か月飲んだ。
そのことが、長谷川さんの人生に影を落としている。
「はせがわくんきらいや」は、そういう中で生まれた作品である。
長谷川さんには、子どもたちの世界に対する理解が深いという一面がある。
「れおくんのー」は、そういう作品。
「およぐ人」は、心にずしんと重たいが、
東北で亡くなられた方々への鎮魂歌てある。
№29
※ 「才能は育つ」 伊藤隆二
心の教育の伊藤先生が、日本の著名人が幼い頃から
どういう育ちをしていたかを、まとめたもの。
松下幸之助や本田宗一郎からマラソンの君原健二まで、
多士済々。
例えば世界的数学者の岡潔は、小学校時代は算数もろくにできなかったこと等
興味深いエピソードが並ぶ。
世界編の本も出ている。
※ 「じいじのさくら山」 松成真理子
僕の大好きな松成真理子さんの優しい絵が
静かな話とぴったりして、こころが穏やかになる絵本。
※ 「3びきのうさぎ」 ゼルク・ゾルターン
寓話のような話だが、
噂話がどんどんおおきくなっていくことを皮肉った面もあり、
とても楽しい絵本である。
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