子どもの側に立つ覚悟

Posted By on 2013年6月28日

クラスでは、四六時中、トラブルが起こる。


「トラブルは全くありません。」

と豪語する教師がいるけれども、

それは、トラブルに気づかないのか、

トラブルが潜行しているのかのどちらかだ。

学級経営の成り立っているクラスでは、

トラブルはしょっちゅう起こり、

それが教師と子どもたちの学びになっていく。


つまり、トラブルはあっても、トラブルがダメージにならないのだ。


トラブルを起こして一番苦しんでいるのは、

その子なのだということを

教師は忘れがちである。

正しいことを言うよりも、

教師自身の気持ちを伝えた方がいい。

子どものトラブルがつらかったら、子どもにそのことを伝えるべきだ。

そのつらさは、子どもへの思いのつらさなんだから。

そして、前を向けるようなアドバイスをしてほしい。

本当に苦しいときに、子どもの側に立てるかどうか、

そこを、教師は子供から問われている。

僕は、えらそうに言うつもりはない。

「本当に苦しい時、先生はいてくれませんでした。」

と、言われたことがある。

そのことを心に刻んでいるだけだ。


失敗を重ねてきた教師だからこそ、

若い先生に伝えられるものがあると思っている。

 

 

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