ギャグのセンスは品位の問題

Posted By on 2011年8月5日

東海テレビで視聴者プレゼントの「岩手産ひとめぼれ」の当選者を「怪しいお米セシウムさん」とか「汚染されたお米セシウムさん」などとテロップを流した事件。

言語道断とは、このことだ。

 

リハーサル用に作成したテロップがそのまま流れてしまったそうだが、話にならない。

 

まず、この時期にこういうギャグでリハーサルするセンスは、なんなのだ。

僕もギャグをいっぱいする。

時には顰蹙もかう。ギャグには、まっとうな人たちから見れば、あきれられる面もあるのだ。

 

でも、これは違うだろう。

厳しい言葉だが、これは、人間性そのものが出ているのではないか。

リハーサルだから良いというものではない。

 

どこかで品位がないと、ギャグはただのくだらない攻撃である。

 

さらにあきれるのは、東海テレビのコメント。

「操作ミス」

だって。

流したのは操作ミスかもしれないが、リハーサル段階では、操作ミスではない。

 

「視聴者に大変、不快な思いを抱かせた。深くおわびする。」

この言葉に謝意も誠実さも感じられないのは、ぼくだけだろうか。

 

About The Author

Comments

Comments are closed.