平板な発問というものがある

Posted By on 2013年6月7日

僕はずっと発問を練って授業をしてきた。

それは、つぎのような一言を聞いてからだ。

以下、「発問10のルール」から、一部取り出す。

 

ーーー「あなたね、子どもはそんなことは言わないものよ。」

これを聞いて顔色の変わった提案者は、

「いえ、先生。本当に子どもがそういったんです。」

と言いました。

すると、先生は、

「それはね、あなたの発問が悪いからよ。平板な発問をするから、

子どもがそんなつまらないことを言うようになるのよ。」

その言葉に背筋がぞっとしました。ーーー

 

この言葉は、元明石の小学校長を勤められて、

明石市の国語教育の重鎮でいらっしゃった上山先生のお言葉。

 

「平板な発問は、子どもにつまらない答えをさせてしまう。」

ずっと、そのことを考え続けてきた。

 

平板な発問とは、当たり前の、なんの工夫もない、子どもの心をゆさぶらない発問のこと。

 

About The Author

Comments

Comments are closed.