今野敏は「ハンチョウ」だけじゃない
Posted By taga on 2011年8月17日
テレビドラマのシリーズ化によって、今野敏さんの作品は知れ渡った。
なんか残念。神南署シリーズは、全部持っていたのに。
大勢が知ってしまうなんて。
ところで、同じ作者に
「STー警視庁科学特捜班」のシリーズがある。
エンタティメントの傑作だね。
今野敏の作品は、登場人物のキャラクターが立っているので、面白い。
このSTシリーズでも、法医学者の赤城、異常な聴覚を持つ物理担当の結城翠、化学担当の山吹、秩序恐怖症で心理分析の青山、毒物専門家で嗅覚の発達した黒崎。
このメンバーに、自分のイメージで好きな俳優を当てはめてみる。
映画やテレビになってしまうと、その俳優のイメージになってしまって、面白くない。
実際、「ハンチョウ」は、佐々木蔵之助や中村俊介のイメージとは、ちょっと違っていた、ぼくは。
シリーズものは、そういうイメージを楽しみながら読めるから、いい。
言っておくが、深い話ではない。
「ハンチョウ」よりもエンタティメント性が強い。
楽しむ本である。
夏休みだから、こんな本も紹介する。
もちろんぼくは、全部持っている。
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