教育書を読むということ

Posted By on 2013年3月24日

春休みに教育書を読むのは大事だ。

では、何を読むのか。

学生時代とは違って、

デューイやブルーナーやペスタロッチ等の教育書は、

読めない。

なぜなら、自分の課題がはっきりしてくるからだ。

 

巷には、教育本がたくさんある。

「成功」「うまくいく」「上達」「最高の」「極意」

そういう言葉が書名に並ぶ。

これには販売戦略もあって、必ずしも著者が自信を持ってそう書いているわけではない。

 

たとえば、僕の「全員を聞く子どもにする教室の作り方」でも、

本人は「全員を」という言葉に抵抗がある。

ただ、自信もあって、この本の通りにできたら、90%はそうなると思っている。

でも、本のタイトルに「90%の・・・」とつけるわけにはいかない。

 

だから、書名で選んではいけない。

アマゾンなどでタイトルだけで買ってはいけない。

推薦している人の誠実さを信頼できれば、

「あの先生が薦めるのだから・・・」

と、考えるのは良いだろう。

一番良いのは、少し読んでから決めることだ。

自分の課題と照らし合わせて選ぶことだ。

 

それと、春休みは、少し骨のある本も読んでほしい。

ハウツー本は、春休みにじっくり読む本ではない。

四月になれば、新しい学年のことを具体的に考えるから

それに必要なハウツー本も有効になる。

 

 

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