親塾15/・・ともだちについて⑨

Posted By on 2012年12月22日

② 親子関係との関連というのは、何のことかと言いますと、

友だちのできにくい子どもは、おおむね、親子関係が良くないということです。

先ほどの、密着しすぎの親子だと、

子どもは、友だちよりも親、という感じになるときがあります。

低学年だと、お母さんにくっついている方が、いいんですよ。

なんかややこしい友だちと一緒にやっていく方が、

彼にとっては、しんどいものですよね。

でも、そんな子どもも、高学年になってきたら、友だちを求めます。

ところが、もうそのときは、友だちづくりができにくくなってしまっている、

という例をたくさん見てきました。

それから、お母さんが、学校のさまざまなことに口を出してくるときも、友だちはできにくいのです。

なぜか、ほかの子どもたちは、そのことをよく知っています。

「あいつのお母さんは、すぐに学校に文句を言ってくるらしい。」

なんて、言いますよ。

だれが教えたかは、僕はよく知っているんですけど、言いません、ここでは。

そんな風に子どもたちの間で親のことを言われていると、

そりゃあ、友だちはできにくいでしょうね。

だから、学校へ何か文句を言いにいくときは、覚悟を持っていくべきで、

何かがあるたびにクレーム、というのは、

たとえそのクレームに全部、正当性があったとしても、わが子のために、抑えるべきです。

文句を言いにいってはいけないと、言っているんじゃないですよ。

どうしても、というときだけにしましょうということです。

もし、どうしても何回かいかないと、と、思われたら、

行く前に僕に相談してみてください。僕なりに判断しますよ。

親は、子どもの今のことだけを考えて行動しては、いけないのです。

先のことを考えなければいけません。

そのときだけ収まっても、何の解決にもならないです。

ゆくゆくは、友だちと共に生きていける子どもに育て上げてほしいと思います。

 

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