「こだわり」にこだわる

Posted By on 2012年12月5日

「こだわり」という言葉は、

「こだわりの逸品」

「ここが私のこだわったところです。」

などと、

肯定的な使い方の市民権を得てしまったのだろうか。

 

本来は、

「いつまでも些細なことにこだわるな。」

とか、

「こだわりは捨てることで、前に進もう。」

というように、否定的な使い方の言葉だ。

 

言葉は変遷する。

「貴様」の意味も変わったし、

いつのまにか「一所懸命」は「一生懸命」になっている。

 

言葉の使い方が変わっていくのは、当然だ。

それがないと、文化の力が弱くなると思っている。

 

それでも、この「こだわり」にはこだわってしまうなあ。

違和感が捨てきれない。

 

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Comments

2 Responses to “「こだわり」にこだわる”

  1. こんどう より:

    おはようございます。
    へえ、こだわりって本来そういう使い方なのですね。
    保育園で働いていたときに、こだわりという言葉が頻繁に出て、
    そこでは、否定的な使われ方をしていました。
    基本、歪みや偏りはよくないと考えられていて、こだわりが強いと
    そこを意識してあまり偏らないように接するというか。
    一番難しい部分ではありますが。
    長所にも短所にもなりますけど、幼少期にはあまり突出させないように

  2. taga より:

    幼少期は、突出してもいいのじゃないかなと、思います。
    ただ、今の世の中がそれを認めてくれないから、問題ですが・・・。