親塾№12 その④

Posted By on 2012年10月25日

「夢は形を変える」という話をします。

僕の友人の息子。ミュージシャン志望。

それも、目標は、デーモン閣下ですよ。

東京の彼のうちに泊まりに行ったときに、壁にどーんとポスターが貼ってありました。

エレキギターが置いてあってね。

その先生は、

「多賀君、うちの息子は、ヘビメタとかいう音楽にはまっていて、全く勉強なんかしないんだよ。

高校生にもなったら、親の言うことなんか聞かないしねえ。」

と、ほとほと困ったという感じでした。

その息子さんは、かなりミュージシャンになりたいとがんばっていたみたいですが、

途中であきらめて、サザンオールスターズの付き人みたいなことを何年かやっていたそうです。

その後、音楽ディレクターという仕事について、ミュージシャンの手助けをしているそうです。

こんなふうに、夢は形を変えていくんですね。


僕の場合でいいますと、子どもの頃は、作家になりたかったのです。

そして、大学を目指す頃は、なぜか心理学をやりたくて、そういう学部ばかり受けていました。

今、何冊か本を出版することができて、ある意味、形を変えて、作家をしているわけですよね。

しかも、今度出版する本は、「子どもはこう受け止めるんやで」というタイトルですから、

自分の学んできた心理学を生かした本でもあります。

形は変えていますが、夢をかなえてきているということです。


◆ 僕には、夢がある、希望がある、そして、持病があるって、コマーシャル。

いいですねえ、あれ。

みょうにはまってしまいました。

ただ、僕の場合は「僕には、夢がある、希望がある、そして、仲間がある」だと思います。

仲間が、夢の後押しをしてくれるということが、あります。

一人で見ているときは、ただの夢ですが、

同じ夢を見る仲間ができたときは、目標になっていくでしょうね。


◆ 巨人から大リーグに行った上原投手が、大リーグへ行くときに、

夢が目標に変わりました。と言いました。

夢は、山のすそにいて、頂上を見上げているときには、ただの夢ですが、

山の頂上が見えるところに来たときに、初めて、目標に変わるのです。

子どもたちは、まだ、山を登り始めたばかりです。

まだまだ夢のままの世界です。

裾野から頂上を見上げているだけなんです。

登りだして初めて山の険しさがわかるし、

登るために必要なものも分かってきます。


子どもに、夢を歩かせてあげましょう。

 

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