「心を育て、知を鍛える」のが、国語教育

Posted By on 2012年9月16日

◆ 親塾で話したことの一部を紹介していく。

今回は録画できなかったので、少し詳しく何回かに分けて書く。

全部は載せられない。

ギャグとかはカットするから。

 

※ では、国語の大切さとは何かというと、「心を育て、知を鍛える」ということだと思います。

そのことについて、これから詳しく話してまいります。

まず、日本は言霊の国であると言われます。

昔から、日本人は、言葉に何か魂のようなものを感じて、それを「言霊」と呼んできました。

受験の時に「おちる」や「すべる」と言ってはいけないと言われますね。

娘の受験の発表の日に、お父さんが、こけそうになって、

「あっと、すべっちゃった。」

なんて言おうものなら、家族に冷たい目で見られます。

しかも、その後、受験に失敗したら、

「あのとき、お父さんが『滑った』なんて言うからだよ。」

なんて、自分のせいにもされかねません。

言っておきますが、うちの家での実話ではありませんので。

結婚式の祝いものに「刃物」はいけないと言われます。

「切れる」につながるから。ということもあります。

これも、言葉に対して何か力がある、と思う感覚なのです。

そんな感覚が知らないうちに身に付いていませんか。

これは陰陽師の活躍した平安時代から、ずうっと続いてきた日本独特の考え方です。

そういう風土に育った我々は、知らず知らずのうちに、言葉から力をもらったり、言葉に力を奪われたりしてしまいます。

友だちのたった一言が、子どもを落ち込ませて、不登校に至った例もあります。

教師はたった一言で子どもの人生を狂わせられます。


言葉には力があるのです。

その力を、本当に生かした教育ができたら、

僕は、子供の心も育てられると考えています。

 

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