作文の話・・・Ｔクラス（４年～中学）での話
Posted By taga on 2012年8月23日
昨日、
上の学年のクラスにした話。
一回、自転車に乗れたら、それでもう、自転車はすいすい乗りこなせますか。
無理だよね。
自転車は、乗れば乗るほど、上手になる。
自転車の上達法という本を読めば、自転車は上手になるか、
――ならない。
自転車を上達するには、何回も乗るしかない。
サッカーのなでしこジャパンの試合を見たら、次の日、サッカーがうまくなるってことは、あるかな。
――ないね。じゃあ、どうしたら、サッカーをうまくなるかな。
練習する。
どんな練習かというと、結局たくさんボールを蹴って、ドリブルしないと、上手くならない。
水泳が苦手な人がいるとする。水泳の仕方を書いた本を読んだら、水泳はできるようになるか。
――ならない。
たくさん水に入って、たくさん泳ぐ練習をしない限り、泳げるようにはならない。
では、作文はどうだろうか。
作文が苦手な人は、どうしたら、上手に書けるようになるのか。
ともかく書くこと。
まねして書くこと。
まねして書いていたら、いつの間にか、作文が書けるようになっているものだ。
作文の苦手な人は、書くことをいやがる。
そこを、ともかく、書くんだ。
下手でも何でも書いていると、知らぬ間に上手になるものだ。
この四日間で、急に作文が上手になることはないが、
僕は君たちに書き方をいくつか教える。
まねのできるものを、いくつか示す。
後は、君たちが書くかどうかにかかっている。
四日間、頭をフルに使いなさい。
ムダな時間にしないように。
人間には、ぐっと賢くなるとき、というものがあって、
頭をギューンと使ったら、人はぐんと伸びることがある。
この教室が終わったら、へとへとになるくらい、頭を使おう。
フル回転して、一気に賢くなろう。
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